新興市場銘柄ダイジェスト:ブロッコリーが急騰、エルテスは急騰で昨年来高値

2020年1月14日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ブロッコリーが急騰、エルテスは急騰で昨年来高値
<3967> エルテス 2391 +291
急騰で昨年来高値。20年2月期第3四半期累計の営業利益を前年同期比705.6%増の2.13億円と発表している。デジタルリスク事業でソーシャルメディアに起因するリスクに関連するサービスが契約数を増やし、増益に寄与した。内部脅威検知サービスのニーズ拡大も利益を押し上げる要因となった。通期予想は前期比284.9%増の1.50億円で据え置いたが、第3四半期累計時点で既に上回っている。

<2706> ブロッコリー 1859 +202
急騰。20年2月期第3四半期累計営業利益を前年同期比1.5%増の6.18億円と発表している。「うたの☆プリンスさまっ♪」関連の音楽CDやトレーディングカードゲーム「Z/X(ゼクス)」などの利益率が高い商品群の販売が好調だった。通期予想は前期比13.5%減の7.00億円で据え置いた。進捗率は88.3%に達しており、計画を達成する可能性が高いとの見方から買い優勢となった。

<9647> 協和コンサル 4770 -370
一時5430円まで大幅反発後、マイナス転換。19年11月期の営業利益を従来予想の2.30億円から2.71億円(前期実績2.30億円)に上方修正している。主力事業の建設コンサルタント事業や子会社の情報処理事業での受注増が寄与する見込み。また、子会社の役員退職慰労金支給に伴う税効果により、純利益も従来予想の0.80億円から1.19億円(同1.07億円)に引き上げた。

<2669> カネ美食品 3130 0
大幅3日続伸後、上げ幅消す。20年2月期第3四半期累計の営業利益を13.05億円(前年同期実績=18年4-12月=6.97億円)と発表。テナント事業でコストの適正化に努めたほか、外販事業で工場運営の精度向上などに加え、業績が低迷していた秋田工場を閉鎖したことも利益改善に貢献。通期予想は12.64億円で据え置いた。第3四半期累計時点で既に上回っており、上方修正が期待できるとの見方が強まった。

<9978> 文教堂HD 174 -3
朝高後、マイナス転換。20年8月期第1四半期の営業損益が0.60億円の黒字(前年同期実績は1.86億円の赤字)に転換したと発表している。エリアマネージャー制度で組織力を強化して顧客対応や店舗オペレーションを見直し、店舗運営コストの削減に努めたことなどが奏功した。通期予想は0.93億円の黒字(前期実績4.97億円の赤字)で据え置いた。進捗率は64.5%に達している。《ST》

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