ソニーがクルマを発表!CES2020で発表された「VISION-S」とは

2020年1月10日 10:48

小

中

大

印刷

CES2020で発表された「VISION-S(ビジョン エス)」(画像:ソニーの発表資料より)

CES2020で発表された「VISION-S(ビジョン エス)」(画像:ソニーの発表資料より)[写真拡大]

写真の拡大

 ソニーは、米国ネバダ州ラスベガスで開催されている「CES 2020」において、電気自動車の試作車「VISION-S(ビジョン エス)」を展示した。ソニーのイメージセンシング技術に加え、車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなど数種類のセンサーを合計33個配置するなど、最先端テクノロジーを組み合わせることで、安心安全かつ新たな感動をもたらす車内エンターテイメントの実現を目指す。

【こちらも】プレステ、「史上最も売れた家庭用ゲーム機」としてギネス認定

 VISION-Sの外見を見ると、市販を意識したデザインであることがうかがえる。そして、どことなく先発の電気自動車とデザインが似ていることにも気が付くのではないだろうか。

 特に、4ドアスポーツカーということで、ポルシェタイカンとテスラモデル3を足して2で割ったような形であるような気がする。しかし、衝突安全性や空力を考えると似たようなデザインに落ちついてしまうのも無理ないだろう。

 そしてサイドから見ると、ホイールベースが非常に長いのも電気自動車としての特徴である。ホイールベースを長くすることで、室内空間を広くとれるメリットがあり、それに合わせ超薄型のバッテリーパックを開発したことにより、ワンランク上の室内空間を可能としている。

 デザインを写真で見る限り、ブレンボのブレーキが装着され、タイヤホイールサイズが現実的なサイズとなっていることからも、市販を視野に入れた試作車ということをうかがい知ることが出来る。また、フロントのデザインもヘッドライトがそのまま使われても不思議ではないデザインとなり、フロントバンパー下部にはセンサー類がしっかり装着されている。

 リア周りのデザインもあっさりした作りとなっており、ディフューザーデザインもそのまま市販されても違和感ないといえる。

 このように、外観デザインを見るだけでも見せるショーカーというより実際に走行させる都合上の要件が含まれているといえる。

 室内空間に目を移すと、フロントには運転席から助手席まで配置された液晶パネル、そしてステアリングスイッチからコンソールにあるコマンドスイッチまで、ソニー製を感じさせるレイアウトとなっている。これらはこれまでソニーが培ってきたエンターテイメント分野の技術がふんだんに取り入れられているといえる。

 そして特徴的なのは、前後のシートレイアウトだ。フロントもリアも同じシートを使ってしっかりとした作りになっている。

 しかし一つ気になる点は、リアシートの足元が写真を見る限りかなり狭いように感じられる点である。フロントシートの位置がどの位置にスライドされているのかにもよるが、このままではリアシートの足元は快適とは言い難いのではないだろうか。

 VISION-Sは現段階で実験車両という位置づけになっており、安全基準を満たしておらず量産設計の前段階である。ただし、今年中には日米欧でナンバー取得を行う予定だという。

 まだまだ市販されるまでには多くのハードルがあることは間違いない。しかし、異業種のソニーが自動車を出してきたことのインパクトは、非常に大きいだろう。

■VISION-Sスペック


 乗車定員: 4名(全席に独立シートスピーカー)
 車両重量: 2,350 kg
 定格出力: 200 kW x 2 (フロント/リア)
 加速性能: 4.8秒 0-100km/h
 最高速度: 240 km/h
 アクスルシステム: ダブルウィッシュボーン式サスペンション(フロント/リア)
 駆動方式: 四輪駆動
 最低地上高: 120 mm~135 mm
 タイヤサイズ: 245/40R21(フロント) 275/35R21(リア)(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

関連キーワードソニー電気自動車

関連記事

広告

財経アクセスランキング