ヤマシタヘルスケアHDが5月通期の業績予想を大幅増額修正、営業利益は従来予想を41%引き上げる

2020年1月8日 16:53

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■5月期末配当も増配、高度医療機器や設備備品等が伸びる

 ヤマシタヘルスケアホールディングス(ヤマシタヘルスケアHD)<9265>(東1)は1月8日の取引終了後、2020年5月期の第2四半期連結決算と通期業績予想の増額修正などを発表し、5月通期の連結営業利益は従来予想を41%引き上げて5.61億円の見込み(前期比7.5%の増加)とした。従来の前期比減益予想から一転、増益に転換する。

 連結売上高は従来予想を2%引き上げて637.80億円の見込み(同3.7%の増加)とし、親会社株主に帰属する当期連結純利益は同じく59%引き上げて4.23億円の見込み(同2.9倍)とした。

■下期は診療報酬の改定など予定されるが高水準を想定

 医療機器販売業の強化・拡大に積極的に取り組んできた効果に加え、消費税率の引き上げにともなう駆け込み需要を背景に、主力の高度医療機器や低侵襲治療機器等の他、設備備品等の情報・サービス分野の売り上げが増加。第2四半期の連結業績(上期・19年6月~11月累計)が当初の想定を大きく上回ったため。

 第2四半期の累計連結業績は、売上高が330.92億円(前年同期比12.6%増加)となり、営業利益は5.33億円(同3.3倍)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4.13億円(同4.8倍)となった。

 下期(19年12月~20年5月)についても、診療報酬の改定等の不確実要因はあるものの、医療機器販売業全体としての通期の売上高が期初予想を上回る見込みとなった。利益面でも、売り上げの増加にともなう売上総利益の増加により、それぞれ期初予想を上回る見込みとなった。増額修正後の通期予想1株利益は166円01銭。

 こうした推移を受け、2020年5月期末配当の予想も増額修正し、従来予想の1株32.00円を45.00円の見込みに改めた。前期実績は42.00円だった。配当水準として、連結配当性向30%を基準としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】金価格関連株に注目、穴株は金庫株、メガバンク株は逆張りも一考の余地(2019/08/19)
【特集】「究極のディフェンシブ株」はこれだ!ラッキーセブン銘柄(2019/08/13)
【編集長の視点】JSSは反落も2ケタ増益転換の1Q業績見直しに2020東京五輪関連人気が加わり押し目買い妙味(2019/09/02)
【特集】「全米オープンテニス大会」と「ラグビー・ワールドカップ」のスポーツ・イベント関連銘柄を探る(2019/08/05)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事