日本が誇るチューニングメーカーHKSの新しいチューニングの提案

2020年1月5日 20:25

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 HKSは、街乗りからサーキット走行まで楽しむことが出来る専用パーツの開発を行っているチューニングメーカーだ。現代の最新テクノロジー満載のクルマでも、自分好みにチューニングできるパーツの販売を行っており、国内のみならず海外でも人気を誇る国産屈指のチューニングブランドメーカーである。

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 自動車メーカーの発売するクルマは、今も昔も誰でも安全に快適に運転できることを目標として製造されていることに変わりはない。裏を返すと万人受けするクルマであり、面白みに欠けると感じる人も少なくないだろう。

 平成初期のターボパワーがさく裂していた時期では、旧排気系を交換してブーストコントローラーを取り付けるといったチューニングが非常に多くはやった。そして足回りも車高を落としたドレスアップ目的から、走りに特化した車高調などを入れていたクルマが、多く街を走っていたものである。

 近年でも、東京オートサロンは毎年大きな賑わいを見せており、チューニングの人気は日本でも健在ということを知ることが出来る。しかし、国内ではチューニングを楽しむ人はめっきり減り、街を見てもノーマルの状態で走るクルマがほとんどである。

 そこでHKSでは、もっとクルマを楽しむことが出来るチューニングパーツを多く販売している。

 例えば足回りは、走行性能を大きく変えるパーツとなるが、走りが楽しくなれば乗り心地が悪化するのが今までの足回りであった。しかしHKSは、スポーツ、ストリート、ラグジュアリのそれぞれが必要とするポテンシャルを高める乗り心地と、運動性能を両立させるサスペンション「HIPERMAXシリーズ」を提案している。

 このHIPERMAXシリーズは、高級ミニバンのトヨタ・アルファードのような静穏性が求められるクルマでも、見た目のローダウンを実現させながら高い乗り心地とノーマルにはないハンドリング性能を実現している。

 また、本格オフロード走行を楽しめるスズキ・ジムニーは、純正でもかなりオンロード性能向上が図られている。しかしオフロード走行を視野に開発が行われたクルマのため、オンロードでは大きなロールに悩まされるユーザーが少なくない。この不快なロールを抑え、オンロードでも乗用車感覚で走行できるようにし、尚且つオフロード走行も問題ない足回りを、HIPERMAXシリーズでは可能にしてくれる。

 また最近のダウンサイジングターボエンジンは、昔のターボエンジンのように、アクチュエーターにブーストコントローラーの配管を分岐させてコントロールできる代物ではなくなった。そのため、昔のブーストコントローラーは全く役に立たなくなっている。

 そんなダウンサイジングターボをもっと元気よくさせたい場合は、HKSから販売されているパワーエディターをカプラーオンするだけでブーストアップが可能となる。しかもWindowsパソコンを使用すると、ブースト設定も可能となる優れもの。

 このようにHKSは、乗りやすくクルマを楽しめるパーツを多く開発している。ノーマルのままクルマに乗るのもよいが、欠点を補うことが出来るパーツを使い、より安全で楽しいクルマに仕上げるのも楽しいカーライフではないだろうか。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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