NY債券:長期債相場は上昇、中東情勢の緊迫化で安全逃避の債券買い

2020年1月4日 07:49

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:49JST NY債券:長期債相場は上昇、中東情勢の緊迫化で安全逃避の債券買い
3日の米国長期債相場は上昇。米国防総省はイラン革命防衛隊の司令官らを乗せた車列を空爆したと発表し、米国・イスラエルとイランの軍事衝突の可能性が浮上したことから、安全逃避的な債券買いが活発となった。米供給管理協会(ISM)が3日公表した昨年12月の製造業景気指数は2009年6月以来となる47.2に低下したことも、債券利回りの低下を促した。10年債利回りは1.840%近辺から一時1.785%近辺まで低下した。

イールドカーブは、短・中期、中・長期間などがフラットニング気配で推移。2年−5年は6.4bp近辺、2年−10年は26.30bp近辺の気配で推移。

2年債利回りは1.53%(前日比:-4bp)、10年債利回りは1.79%(同比:-9bp)、30年債
利回りは2.25%(同比:-8bp)で取引を終えた。《FA》

関連記事