概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値下がり、利食い売り圧力が意識される流れ

2019年12月23日 10:57

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記事提供元:フィスコ


*10:57JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅に値下がり、利食い売り圧力が意識される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 115121.08 -0.01%
12月20日のブラジル株式市場で主要株価指数のボベスパ指数は前日比10.17ポイント安(-0.01%)の115121.08で引けた。利食い売りが入ったようだ。セクター別では生活必需品、一般消費財・サービスが弱含み。コミュニケーション・サービスは堅調。株価指数構成銘柄では、32が上昇、36が下落、変わらずは0で売りがやや優勢。

【ロシア】MICEX指数 3015.93 +0.25%
12月20日のロシア株式市場で主要株価指数のMOEXロシア指数はやや反発。前日比7.54ポイント高(+0.25%)の3015.93で引けた。20日の取引レンジは3004.21−3021.05。3000ポイントの大台を維持しており、国際貿易環境の改善に対する期待は残されていることが株高につながっているようだ。

【インド】SENSEX指数 41681.54 +0.02%
20日のインドSENSEX指数は小幅高。前日比7.62ポイント高(+0.02%)の41681.54、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.10ポイント高(+0.10%)の12271.80で推移している。

インド中銀が長期金利引き下げに向けてツイストオペ(長期債買い入れと同時に短期債を売る)の実施を発表、銀行株が大幅高となり指数の上昇をけん引している。また、モディ首相が「インフラ開発に今後数年で1.4兆ドルを投資する」と発言したことも好感されているとみられる。

【中国本土】上海総合指数 3004.94 -0.40%
20日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比12.13ポイント安(-0.40%)の3004.94ポイントと反落した。

利食い売り圧力が意識される流れ。指数が約4カ月ぶりの高値水準で推移するなか、直近で上げが目立っていたハイテク株が売られ、全体相場の重しとなっている。台湾・日月光投資HD(ASE:3711/TW、ASX/NYSE)傘下部品メーカーの環旭電子(601231/SH)が9.5%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.0%安で引けた。それぞれ今月中旬に年初来高値を更新していたが、年末を前に利益確定が進んでいる。このほか発電株、食品・飲料株、医薬品株、資源・素材株の一角も売られた。《FA》

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