コグラフ、AI電話サービス「セールスアイドル」開始 コール業務を支援

2019年12月17日 08:46

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(画像:コグラフ発表資料より)

(画像:コグラフ発表資料より)[写真拡大]

 コグラフは13日、VOI(Voice User Ingerface)テクノロジーを活用したAI電話サービス、「セールスアイドル」のリリースを発表した。コールセンターやヘルプデスクなど、大量の電話の受電業務や架電業務の「一次対応」を自動化するAIアプリケーションとなる。

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 アポイントの確認や商品の案内など、これまではオペレーターが手作業で架電業務を、セールスアイドルでは、複数の電話に一斉に架電し、応答がありかつ今回の架電の目的に合ったコールのみをオペレーターにつなぐ。手作業での架電に比べて通話までの時間を短縮でき、かつコストの圧縮が可能となる。また、これまでは属人化となっていた架電業務の標準化と、架電業務の生産性向上が期待できる。

 コールセンターやヘルプデスクではオペレーターの退職率が高く、新人に向けた応対などの教育など、業務の定着化まで時間がかかり、またコール業務全体をアウトソーシングするにしても高いコストが発生する。特に繁忙期はインバウンドにせよ、アウトバウンドにせよ、コール数が多くてさばききれないことが発生する。このように、コールセンターやヘルプデスク業務を遂行するには課題も多い。

 セールスアイドルは、これらの課題の解決を目指して開発された。その特徴は3つある。1つ目は「トークスクリプトの作成と人声自動応答」だ。既に効果が出ている顧客満足度の高いトークスクリプトを提供するため、安定して効果を出すことができる。

 2つ目は「トークスクリプトの分析とコンバージョン率向上の提案」だ。顧客との会話を集計し、コンバージョン率向上のための提案を行う。また、ABテストなどベースにした、セールスアイドル独自の解析手法により、費用対効果を最大化する。

 3つ目は「一斉大量架電、受電に対応」した点だ。営業リストからの一斉架電により、既存顧客はもちろん、休眠顧客への追客のアプローチなど、様々なシーンで活用できる。

 セールスアドルの導入により、人件費をはじめとした業務コストの圧縮や、営業リストによる一斉架電やテレアポ支援によるリーチ獲得などの機会損失の減少が期待される。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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