プレミアムウォーターホールディングスは調整一巡、20年3月期大幅増収増益予想

2019年12月5日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東2)は、ミネラルウォーターのデリバリーを展開している。20年3月期(IFRSに移行)大幅増収増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は8月の高値から反落して上値を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■ミネラルウォーターのデリバリーを展開

 ホーム・オフィス・デリバリー事業として、富士山などの天然水を原水とするナチュラルミネラルウォーターの製造、宅配形式による販売、およびウォーターサーバーの販売を展開している。宅配水市場シェア1位である。顧客自身がボトルを処分することにより、使用後の顧客宅からのボトル回収を不要とするワンウェイ方式を採用している。

■20年3月期大幅増収増益予想

 20年3月期の連結業績(IFRSに移行)予想は、売上収益が430億円、営業利益が12億円、親会社所有者帰属純利益が6億円としている。19年3月期(日本基準)との比較で、売上収益は14.0%増収、営業利益は67.8%増益予想となる。

 第2四半期累計は、売上収益が前年同期比20.7%増収、営業利益が34.1%増益だった。計画超の大幅増収増益だった。新規顧客獲得が順調に推移し、各種システムの切り替え時期が後ろ倒しとなったことも寄与した。

 第2四半期累計の進捗率は売上収益が51.1%、営業利益が64.3%と順調である。通期は、各種システムの切り替え時期の確定による耐用年数の見直しによって減価償却費の増加が想定され、配送費用の動向に不透明感があるとしているが、上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は8月の高値から反落して上値を切り下げる形だが、調整一巡して出直りを期待したい。12月4日の終値は1765円、時価総額は約485億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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