「ジャパン・ベストニット・セレクション2019」開幕 ニット業界におけるサステナビリティ探る動きも

2019年12月4日 18:51

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記事提供元:アパレルウェブ

 国産ニットの生地・製品見本市「ジャパン・ベストニット・セレクション2019(JAPAN BEST KNIT SELECTION 2019)」(主催:ジャパン・ベストニット・セレクション実行委員会/高橋雅文委員長)がきょう4日、東京国際フォーラムで開幕した。あす5日まで。
 国内ニット製造企業が、技術力や品質、商品開発力をアピールするもので、12回目を迎える今回は、ニット42社、カットソー4社、生地・素材・靴下・小物12社を含む60社が出展している。
 開会式に参加したジャパンベストニットセレクション実行委員会の高橋雅文委員長は、「国内ニットメーカーはすでに国内外から高い評価を受けているが、素材やパターン、編地、シルエットなどあらゆるものづくりの工程における進化に期待したい。近年は、エコや環境対応への需要も高まっており、ニット業界においても、成形編みやホールガーメントなどの技法が研究され、製造過程におけるロス削減を実現しようとする動きも見られてきた。また、少量でも質の高いものを提案できるという国内ニットメーカーの強みは、サステナブルなものづくりにもつなげられる可能性がある」とした。
 また、出展社の中から優れた技術・製品を表彰する「JBKSアワード」(5日)は、今回初めて会場内で実施。「出展者や来場者が一堂に会したオープンな場で情報共有をしたい」(高橋雅文委員長)という。
 JBKSは、国際ニット製品の価値をアパレルや小売りなどにアピールする場として、2009年にスタート。前回2018年展には58社が出展し、アパレルメーカー・卸売業を中心に3,319人が来場した。




メリッパ 中橋莫大小(東京都墨田区)は、自社のルームシューズブランド「メリッパ」で出展。デザインや豊富な色柄が好評で、近年は米や伊、台湾などをはじめ海外での販売も順調。


トコヨダ 3年ぶりの出展となったトコヨダ。シルクやカシミヤ、アルパカなど高級素材を使ったカットソー・Tシャツは、ラインが響かず肌触りもいいため、インナーとしても活用できるのが強み。海外販路やアパレル以外での販路拡大も探っている。


佐藤繊維 今回発表したのは、帝人の「エコペット」と組み合わせて開発した糸。再生ポリエステル(帝人)と防縮ウールの混紡によるニット紡績糸を豊富なカラーバリエーションで展開するもの。ミュールシングをしていない羊毛を採用し、シームレス(無縫製)編機で仕上げるなど、製造過程からサステナビリティを徹底する。2020年にはアウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」(ゴールドウィン社)の新作で導入される計画。ファッション性の高さに加え、「サステナブルなものづくりも同社の1つの柱にしていきたい」。同社アパレル部門Sato-S²は昨年の「JBKSアワード」でグランプリを受賞した。





米富繊維 山形県のニットメーカーである米富繊維(山形県山辺町)が今回打ち出したコンセプトは、“YONETOMI NEW BASIC”。ハイゲージニットで仕上げることの多い伸縮生地を、同社の強みであるローゲージで仕上げた肉厚のスパンデックス生地、通常は大ロットで生産するジャージ素材をニットメーカーならではの小ロットで生産したアイテムなどを並べた。「ベーシックながら半歩先の提案をする」ことで、OEM生産に対する幅広い素材提案、柔軟な対応力をアピールしている。




丸安毛糸 丸安毛糸は、糸&製品部門が共同で出展。糸の開発から商品企画、生産、国内外の有力ブランドとの商品開発まで、ニットに関する幅広い領域に関われることから、近年は若手の入社希望も多いという同社。年間で約20回ほど展示会に参加し、同展示会はその集大成として、若手を中心に企画した商材で、高感度な提案力をアピールした。ニット糸・編地の展示会「ピッティ・フィラーティ」にも3年ほど継続出展しており、2020年1月展でも新作とともに参加する予定だ。










■ジャパン・ベストニット・セレクション2019開催概要

会 期:

2019年12月4日(水)10:00 ~ 18:00

2019年12月5日(木)10:00 ~ 17:00
会 場:

東京国際フォーラム ホールE2

東京都千代田区丸の内3-5-1

(最寄駅:有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分)
主 催: ジャパン・ベストニット・セレクション実行委員会

出展者数: 60社
公式サイト

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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