【株式市場】日経平均は後場軟調に推移し5日ぶりに反落

2019年11月28日 15:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万3409円14銭(28円63銭安)、TOPIXは1708.06ポイント(2.92ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく9憶2501万株

 11月28日(木)後場の東京株式市場は、引き続き米トランプ大統領が「香港人権法案」に署名したことを受けて米中関係を気にする様子があり、個別物色の展開になった。水晶デバイスの日本電波工業<6779>(東1)が一段高など、水晶振動子関連株が5G関連需要への期待などで軒並み高となり、富士通<6702>(東1)は傾向的な値上がりに買い安心感とされて一段と強含み最高値を更新。日経平均は3円高で始まったあと徐々に軟化し、前場の安値(70円44銭安の2万3367円33銭)は保ったが5日ぶりに反落した。TOPIXも5日ぶりに反落。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、アートネイチャー<7823>(東1)が一段と強含み、第2四半期の大幅増益などへの評価が再燃との見方。Jトラスト<8508>(東2)は海外事業の資金調達にクラウドファンディングを活用することなどが注目されて出直り拡大。アズーム<3496>(東マ)は今9月期の業績急回復予想などが言われて一段高。

 東証1部の出来高概算は少なく9憶2501万株(前引けは4億7502万株)、売買代金は1兆5982億円(同7823億円)。1部上場2156銘柄のうち、値上がり銘柄数は628(同691)銘柄、値下がり銘柄数は1416(同1345)銘柄だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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