ホーブは下値切り上げ、20年6月期大幅増益予想

2019年11月26日 09:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ホーブ<1382>(JQ)は洋菓子メーカーに対する国産いちご供給を主力としている。20年6月期大幅増益予想である。収益改善を期待したい。株価は急騰・急落と乱高下しながら下値を切り上げている。出直りを期待したい。

■洋菓子メーカーに対する国産いちご供給が主力

 洋菓子メーカーに対する国産いちご供給(自社品種および仕入)を主力として、いちご果実・青果事業、種苗事業、馬鈴薯事業、運送事業を展開している。

 夏秋期に収穫できる自社品種を有し、自社品種苗を均一無病苗として量産化できるバイオテクノロジー技術を強みとしている。夏秋は自社品種、冬は仕入を中心に、1年を通して安定した国産いちご供給体制を構築している。

 なお収益は天候や病虫害による収穫量の変化、市場相場価格の変動の影響を受けやすい。市場相場価格は12月のクリスマス時期がピークとなり、その後下落する傾向がある。また第2四半期が主力商品の最需要期となるため、売上・利益とも第2四半期偏重の季節特性がある。

■20年6月期大幅増益予想

 20年6月期連結業績予想は、売上高が19年6月期比5.8%増の37億98百万円、営業利益が2.1倍の99百万円、経常利益が2.0倍の98百万円、純利益が78.3%増の79百万円としている。

 第1四半期は、売上高が天候不順の影響などで前年同期比8.3%減収だが、運送費等の削減効果で赤字が縮小した。通期ベースで収益改善を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は急騰・急落と乱高下しながら下値を切り上げている。出直りを期待したい。11月25日の終値は1171円、時価総額は約9億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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