町田の商業施設「グランベリーパーク」、開館13日目で来館者100万人突破

2019年11月26日 20:29

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グランベリーパーク(東急など発表資料より)

グランベリーパーク(東急など発表資料より)[写真拡大]

 東京都町田市鶴間で13日にオープンした複合商業施設のグランベリーパークが25日、来館者100万人を突破した。開発した東急と運営に当たる東急モールズデベロップメントが明らかにしたもので、直結した最寄り駅の東急田園都市線南町田グランベリーパーク駅の利用客も大幅に増えている。

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 グランベリーパークは2000年に開業したグランベリーモールを一時閉館したうえで、跡地を再開発した。敷地面積8万3,000平方メートルに241の店舗が並ぶ。売り場面積は5万3,000平方メートル。グランベリーモール時代に比べ、売り場面積は約8割増え、店舗数も倍増している。鶴間公園と隣接し、自然と親しめるのも施設のセールスポイントとなった。

 中でも食物販の店舗を充実させた結果、鶴間公園でピクニックを楽しむ家族連れが多く見られた。東急はショッピングだけでなく、体験する楽しさを体感できることが良い結果をもたらしたとみている。

 南町田グランベリーパーク駅に全日、急行列車が停車するようになったうえ、大井町線からの急行列車が増発されたこともあり、わずか2週間足らずでグランベリーパークの来館者が100万人を突破した。1日平均の来館者は約8万人。週末の平均滞留時間は2時間40分を記録した。

 この盛況ぶりを受け、南町田グランベリーパーク駅の開業から5日間の利用客は約43万人に達した。対前年同期間比290%増で、グランベリーモール時代の2016年の1日平均利用客と比較しても、150%増となった。

 交通系ICカードを利用して南町田グランベリーパーク駅で降車するか、神奈川中央交通バスで来場した人へクーポンを配布したり、南町田グランベリーパーク駅の改札を通過するとホテルペアランチ券が届いたりするなどのサービスも、集客に貢献したもようだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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