CRGホールディングスは底放れの動き、20年9月期大幅増益予想

2019年11月18日 08:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 CRGホールディングス<7041>(東マ)は、人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス関連事業を主力として、業務効率化支援関連も展開している。19年9月期は計画未達で減益だったが、20年9月期は大幅増益予想としている。収益拡大を期待したい。株価は底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。

■人材サービス関連事業が主力

 人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス事業を主力として、その他事業(BPOサービス、給与計算代行、採用代行、RPA、システムソリューションなど)も展開している。

 新規事業として、ハイキャリアエージェントサービス事業、イベント事業、AI+OCR+RPAソリューション事業、グローバル人材サービス事業を開始している。19年9月には障害福祉サービスのサテライトオフィス事業を開始すると発表した。

■20年9月期大幅増益予想

 19年9月期連結業績は、売上高が18年9月期比7.6%増の221億89百万円、営業利益が19.9%減の4億55百万円、経常利益が22.4%減の4億34百万円、純利益が21.3%減の2億64百万円だった。人材派遣事業における物流系大手顧客の自社雇用強化に伴う減収などで売上高が計画を下回り、イベント事業における損失計上や人材関連費用の増加も影響して各利益は減益で着地した。

 20年9月期連結業績予想は、売上高が19年9月期比8.1%増の239億92百万円、営業利益が35.2%増の6億15百万円、経常利益が41.0%増の6億12百万円、純利益が60.1%増の4億23百万円としている。主力の人材派遣事業では、優良案件が見込める顧客でのシェア拡大や派遣職種の拡充などを推進する。収益拡大を期待したい。

■株価は底放れの動き

 株価は20年9月期大幅増益予想を好感して底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。11月15日の終値は735円、時価総額は約40億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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