ヴィスコ・テクノロジーズは下値切り上げ、20年3月期減益予想だが21年3月期収益改善期待

2019年11月18日 08:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(東2)は画像検査処理装置のファブレスメーカーである。20年3月期は減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。株価は8月の上場来安値から下値を切り上げている。20年3月期減益予想の織り込みは完了しているようだ。出直りを期待したい。

■画像検査処理装置のファブレスメーカー

 画像検査処理装置のファブレスメーカーで、コネクタ検査用など電子部品業界向けを主力としている。中期経営計画では21年3月期の売上高50億50百万円、経常利益7億70百万円、純利益5億30百万円、ROE17.8%を目指している。

■20年3月期減益予想だが21年3月期収益改善期待

 20年3月期の連結業績予想(9月13日に下方修正)は、売上高が19年3月期比1.8%減の35億円で、営業利益が33.8%減の3億60百万円、経常利益が35.8%減の3億10百万円、純利益が43.4%減の2億30百万円としている。

 電子部品・半導体分野の取引先の設備投資抑制の影響で、売上高が期初計画を下回る見込みだ。なお第2四半期累計は、売上高が前年同期比6.0%減の16億66百万円、営業利益が32.7%減の1億83百万円だった。20年3月期は減益予想だが、21年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価(18年12月13日付でJASDAQから東証2部に市場変更)は、8月の上場来安値から下値を切り上げている。20年3月期減益予想の織り込みは完了しているようだ。出直りを期待したい。11月15日の終値は1382円、時価総額は約88億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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