殺し屋も依頼を下請けに丸投げ、5次請けのチンピラがしくじり全員逮捕 中国

2019年10月25日 18:22

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 中国で、暗殺を依頼された殺し屋が、仕事を下請けに丸投げするも、下請けも丸投げを繰り返し、最終的に雇われたチンピラが仕事をこなせないまま足が付き、全員捕まるという間抜けな事件が起きていたそうである(GIGAZINEGuardian)。

 記事によると、依頼者は2013年に裁判相手のビジネスマンを始末すべく、200万元(約3100万円)で殺し屋を雇ったとのこと。ところが、この殺し屋は50%をピンハネして、下請けに依頼を丸投げしたのだという。加えて、この下請けもさらに依頼量をピンハネして丸投げし、孫請けも丸投げして……と繰り返され、最終的に実行犯は10万元(約150万円)で雇われた下っ端になってしまったとのこと。

 この実行犯はターゲットの元に赴くも「たったの10万元で殺しをしたくはない」として仕事を放棄。偽の写真を送り、仕事を遂行した事にしようとしたとのこと。ところが、間抜けにもターゲットの元に携帯電話を忘れていったため足が付き、芋づる式に全員逮捕となったようである。なんというか、殺し屋稼業がまるでIT業界のようである。

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