ヤシマキザイは調整一巡

2019年10月24日 09:18

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ヤシマキザイ<7677>(東2)は鉄道関連製品の専門商社である。20年3月期減益予想である。21年3月期の収益改善を期待したい。株価は9月の直近安値圏から徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■鉄道関連製品の専門商社

 19年6月東証2部に新規上場した。鉄道関連製品(鉄道車両用電気用品・車体用品など)の専門商社である。鉄道以外の産業機器・自動車業界向けコネクタや電子部品も展開している。

 19年3月期の売上構成比は鉄道事業90%、一般事業10%だった。国内は日本全国を網羅する14拠点、海外は7拠点に展開している。

■20年3月期減益予想、21年3月期収益改善期待

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比0.9%増の373億42百万円、営業利益が19.6%減の5億14百万円、経常利益が20.7%減の6億円、純利益が16.5%減の4億円としている。鉄道事業の大型案件が一巡して減益予想としている。

 第2四半期累計予想(9月13日に下方修正)は営業赤字としている。中国経済の減速を受けた入札や保守計画の遅れで、中国の連結子会社の売上が計画を下回る見込みだ。通期予想は据え置いたが、下振れに注意が必要だろう。21年3月期の収益改善を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は9月の直近安値圏から徐々に下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。10月23日の終値は1730円、時価総額は約50億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】金価格関連株に注目、穴株は金庫株、メガバンク株は逆張りも一考の余地(2019/08/19)
【特集】「究極のディフェンシブ株」はこれだ!ラッキーセブン銘柄(2019/08/13)
【編集長の視点】JSSは反落も2ケタ増益転換の1Q業績見直しに2020東京五輪関連人気が加わり押し目買い妙味(2019/09/02)
【特集】「全米オープンテニス大会」と「ラグビー・ワールドカップ」のスポーツ・イベント関連銘柄を探る(2019/08/05)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事