クレスコは調整一巡、20年3月期増収増益予想

2019年10月16日 07:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 クレスコ<4674>(東1)はビジネス系ソフトウェア開発を主力として、カーエレクトロニクス関連などの組込型ソフトウェア開発も展開している。20年3月期は受注が高水準に推移して増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。なお11月6日に第2四半期決算発表を予定している。

■ビジネス系ソフトウェア開発が主力で組込型ソフトウェア開発も展開

 ビジネス系ソフトウェア開発(アプリケーション開発、基盤システム構築)事業を主力として、組込型ソフトウェア開発事業、その他事業(商品・製品販売)も展開している。

 19年3月期セグメント別売上高構成比はソフトウェア開発事業82%(金融・保険分野30%、公共・サービス分野24%、流通・その他分野28%)、組込型ソフトウェア開発事業18%(通信システム分野1%、カーエレクトロニクス分野7%、情報家電等・その他分野10%)、その他事業(商品・製品販売等)0%だった。営業利益構成比(連結調整前)はソフトウェア開発事業74%、組込型ソフトウェア開発事業26%、その他0%だった。

 18年1月システム開発のネクサスを子会社化、18年4月子会社のアイオスとアプリケーションズを統合、18年9月アルスを子会社化、18年10月アイオスがイーテクノを子会社化、19年4月子会社のクレスコ九州を吸収合併した。

 収益面では案件別の採算性が影響し、企業のIT投資関連のため年度末にあたる第4四半期の構成比が高くなる季節特性がある。

 なお配当方針は変更し、連結経常利益をもとに特別損益を零とした場合に算出される親会社株主帰属当期純利益の30%相当を目途に、継続的に実現することを目指すとしている。20年3月期中間配当から適用する。

■質的・量的成長目指す

 中期成長に向けた5カ年経営ビジョン(16年4月~)では、経営方針としてCRESCO Ambition 2020に沿った経営、サービス品質強化による質的成長、リソース・技術戦略強化による量的成長、M&Aによる成長スピード拡大を掲げている。

 オリジナル製品・サービスでは、IoTの「KEYAKI」、AIの「Minervae」、クラウドの「Creage」を3大ブランドと定義し、ソフトウェア開発・システム開発の需要喚起を推進している。

 18年7月には、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)プラットフォーム「UiPath」を提供する米UiPathと、認定リセラー・パートナー契約を締結した。19年3月には、医療画像解析ソフトウェアが、ニデックの画像ファイリングソフトウェアNAVIS-EXに採用された。19年5月には、ソフトバンクが運営するAIエコシステムプログラムにおいて、パートナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

■20年3月期増収増益予想

 20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比7.5%増の378億80百万円、営業利益が6.0%増の34億円、経常利益が4.2%増の38億13百万円、純利益が5.7%増の24億16百万円としている。配当予想は2円増配の年間68円(第2四半期末34円、期末34円)で予想配当性向は30.8%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比14.0%増の92億45百万円、営業利益が63.1%増の7億70百万円、経常利益が7.6%減の6億70百万円、純利益が4.7%増の4億33百万円だった。

 売上面では前期末の受注残をベースに、ソフトウェア開発が14.3%増収、組込型ソフトウェア開発が12.9%増収と好調に推移した。品質管理と収益管理の徹底によって収益性が改善し、営業利益は大幅増益だった。経常利益は金融商品の評価損計上で減益だった。

 通期も主要セグメントにおいて受注が高水準に推移し、10期連続増収・営業増益予想である。19年3月期発生の不採算プロジェクト(5件合計で約1億円の損失)の教訓を活かし、品質管理強化と生産性向上を軸に足固めしつつ、成長に弾みをつける時期と位置付けている。収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く上値の重い展開だが、調整一巡して出直りを期待したい。10月15日の終値は3180円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS220円84銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間68円で算出)は約2.1%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1475円07銭で算出)は約2.2倍、時価総額は約382億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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