5GとAI活用し「PGAゴルフメソッド」レッスン ゴルフ活性化につながるか?

2019年10月8日 15:48

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NTTドコモとPGAが行う実証実験のイメージ。(画像: NTTドコモの発表資料より)

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 ゴルフ業界は縮小が続き、瀬戸際に追い込まれようとしている。ゴルファー人口のすそ野を広げるには、入門が難しいためにレッスンが欠かせない。容易にゴルフ場にデビューできないのが、ゴルファーが増えないことに繋がっているのだ。

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 そこでJPGA(日本プロゴルフ協会)は、5G通信が広がるのを機会に、長年レッスンプロを育成してきたノウハウを使ってレッスンを行おうと試みている。それにはAIの診断が用いられるようで、ゴルファーのスイング動画を見て判定し、的確なアドバイスをすることを目指している。

 これまでPGAメソッドのレッスンを受けるには、PGAレッスンプロのいる場所に出かけなければならなかったが、動画を送信して遠隔でレッスンを受けられるとなると、気軽さが出てくる。AIのレッスン付きとはどの様なものになるのか、ゴルフ歴60年の筆者も興味が湧く。

 そういった5GとAIを使ったゴルフレッスンに期待はあるのだが、これまでレッスンプロに教わるのに難しい問題が多くあった。まず、「PGAメソッド」が必ずしも一般ゴルファーに向いたものではなかったことだ。

 知り合いのPGAレッスンプロと意見を交わしているのだが、「マニュアル」的「PGAメソッド」を使用してレッスンを展開するPGAレッスンプロ自体が少ないのだ。

 プロを目指すゴルファーと、ゴルフをエンジョイしたい一般ゴルファーでは、レッスンそのものが合わないのだ。そもそも体力・筋力が全く違っているし、何より練習時間が違いすぎるのだ。

 プロを目指すゴルファーは1日に300球も打つのが当たり前だが、一般ゴルファーはそうはいかない。私なんかは1カ月に100球も練習すれば良いほうだ。あとはゴルフコースでぶっつけ本番なのだ。

 また、自分のスイングを外部から見て評価することも出来ず、練習方法も定まらない。スコアについてもプロはパープレイ(1ラウンド72打)で、一般ゴルファーの目標はボギープレイ(1ラウンド90打)とケタ違いだ。多くの一般ゴルファー(7割)は、1ラウンド100打を切れないでいるのが現実だ。

 ましてゴルフを知らない初心者に「PGAメソッド」を見せても、何のことやら理解すら出来ない。ゴルフを始めるには良き指導者であり、理解者が必要なのだ。そのため、ゴルフを始めても1ラウンド100打を切れずにやめてしまうことが多い。

ゴルフはゴルフ場に出かけて行っても、初心者の時はほとんどゴルフプレイと呼べない状態となってしまう。本当は2年ほど練習場通いをしてからでないと、他のゴルファーの迷惑となってしまう。現在のゴルフ場での最大の問題点は、初心者のスロープレイなのだ。

 こうした条件下において、5GとAIを使ったレッスンに期待したいのだが、問題は「PGAメソッド」そのものの作りにあると言える。

 この事態を打開するのに「4スタンスゴルフ」理論が有効と考えられ、これは「PGAメソッド」との整合性が問われる理論でもあると言えよう。つまり、「形にはめる」レッスンと「動きやすい動きを優先する」レッスンの違いと言える。

 これについてもAIに判断してもらうことで、良い指針を持てるかもしれない。それは、AIの教師データは過去のレッスンの結果であり、その整合性を結果で見ることが出来るからだ。ディープラーニングが日本プロゴルフ協会の体質そのものを改革してくれる期待もある。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワードゴルフ(スポーツ)ディープラーニング(深層学習)

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