エルメス 銀座で「みえないかかわり」 イズマイル・バリー展

2019年9月13日 17:07

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記事提供元:ファッションプレス

 エルメス(HERMÈS)は、「みえないかかわり」 イズマイル・バリー展を、2019年10月18日(金)から2020年1月13日(月・祝)まで銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催する。

■ミニマルな視覚実験や“身振り”から生じる現象によって知覚を問う

 「みえないかかわり」 イズマイル・バリー展は、パリとチュニスを拠点に活動するアーティスト、イズマイル・バリーの個展。イズマイル・バリーは、写真や映画の原理を用いた視覚実験や、最小限の儀式的な身ぶりから啓示的に生じる、ある種の“魔術”を呼び起こすような現象や痕跡などを通じ、目に見える“事物”や“知覚”そのものの儚さを問う作品を制作している。

 例えば、雑誌のページが揉まれてくしゃくしゃになり、紙からインクが手に写ることで、印刷された画像が少しずつ消えていく様子をとらえたり、目に見えないように糸を張り、その上を水がつたってたわむ時にだけ糸がかろうじて見える様子、そしてその空間には徐々に水たまりができていく様子に焦点を当てたり。

 直感的な試みから生まれたミニマルな出来事における、予期しないアクシデントやディテール、瞬間的な変化などに細かく注意を向けた作品が特徴だ。

■メゾンエルメスの空間と戯れる、知覚実験としてのインスタレーション

 「みえないかかわり」 イズマイル・バリー展では、新作の映像を中心に、オブジェ、ドローイングなど異なる形式の作品を展示。銀座メゾンエルメスの建築そのものが、現れては消える外の世界をとらえる一種の光学装置として機能する。

 いずれの作品も、光そのものをどのように“知覚”するのかということを、視覚を抽象化した装置の内外から問いかけるような試みとなっている。実験・観察を通してもたらされた偶発的な光と陰の出現が、可視・不可視の不安定な関わりをあらわにする。

【詳細】
「みえないかかわり」 イズマイル・バリー展
会期:2019年10月18日(金)~2020年1月13日(月・祝)
月~土曜 11:00~20:00(最終入場19:30) 日曜 11:00~19:00(最終入場18:30)
※不定休
※12月の一部期間は開館時間が異なる(11:00~16:30・最終入場16:00)。
※年末年始はエルメス 銀座店の営業時間に準じる。(詳しくはエルメスのウェブサイトで発表)
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階
TEL:03-3569-3300
※入場無料

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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