映画『駅までの道をおしえて』大切な存在を失った少女と老人の交流がもたらす奇跡

2019年7月26日 17:39

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 映画『駅までの道をおしえて』が、2019年10月18日(金)より全国で公開される。

■その駅は、ひとりぼっちの2人が信じた小さな奇跡

 『駅までの道をおしえて』の原作は、伊集院静の同名小説(短編集)。大切な存在を失った少女と喫茶店のマスターは、ひょんなことから出会い、かけがえのない時間を過ごすことになる。心あたたまる交流を通じて、一人の少女の成長を描いていく。

■主人公サヤカ(新津ちせ・有村架純)

 学校で孤独を感じていたサヤカを癒し、そして秘密の場所を見つけ親友となった愛犬ルーは電車が好きだった。大人たちはルーはもう戻らないというが、それを信じない。そんな時、同じく大切な存在を失った老人・フセと出会う。交流を通して悲しい現実を乗り越えつつ、前へと進んでいく。

少女時代のサヤカを演じるのは、米津玄師プロデュース「パプリカ」を歌う音楽ユニット「Foorin」のメンバー新津ちせ。そして、10年後のサヤカを有村架純が演じ、モノローグを担当する。

■老人・フセ(笈田ヨシ)

 サヤカの友人となる老人・フセは喫茶店のマスター。彼もまたサヤカ同様に、心に大きな喪失を抱えていた。サヤカが愛犬ルーの死を認めないことを理解した。演じるのは舞台を中心に活躍する俳優&演出家の笈田ヨシ。

 ヒロイン・サヤカを見守るキャストたちも豪華。坂井真紀と滝藤賢一はサヤカの両親役、マキタスポーツと羽田美智子が伯父夫婦役、塩見三省と市毛良枝が祖父母役を担当。そのほか、医療関係者に柄本明と余貴美子が演じる。

■主題歌と劇中歌はコトリンゴ

 主題歌を担当するのは、『この世界の片隅に』で話題を集めたコトリンゴ。主人公サヤカの背中をそっと押してあげられるイメージで歌い上げている。

■『駅までの道をおしえて』あらすじ

 孤独を感じていたサヤカの癒しとなった愛犬ルー。犬は長生きをしても10年程度しか生きられない。周りの大人たちからルーはもう戻ってこないと言われつつも、8歳になるサヤカ(新津ちせ)は、大好きだったルーがきっと帰ってくると待ちつづけている。

そんな、サヤカは、ある夏のはじめ1匹の犬に導かれ、喫茶店のマスター・フセ(笈田ヨシ)と出会う。マスターもまた、大きな喪失を抱えていた。別れを受け入れられない2人は、互いのさびしさに寄り添ううちに、思いがけない友情で結ばれていく。

 『駅までの道をおしえて』
公開日:2019年10月18日(金)
原作:伊集院静「駅までの道をおしえて」
監督:橋本直樹
脚色:橋本直樹
出演:新津ちせ、有村架純、坂井真紀、滝藤賢一、マキタスポーツ、羽田美智子、柄本明、余貴美子、市毛良枝、塩見三省、笈田ヨシ
配給・宣伝:キュー・テック

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事