SBI証券のPTSで不具合、該当者の売買注文や出金を制限

2019年7月18日 13:29

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 SBI証券の売買システムの一部で不具合が発生しているとのこと(ITmediaプレスリリース時事通信)。

 発表によると、7月12日の夜間PTS市場で注文が約定(取引成立)した顧客に対し、預り(購入済みの株式)や余力(注文に使えるお金)が正しく反映されない状態になっているとのこと。この問題に対応するため、買い注文や出金の制限も行われている。

 口座保有者によるツイートによると、7月12日の同社の夜間PTS市場で売却した株式が7月17日になって売却できる状態で保有している扱いになったり、反対に買付した株式が保有していない扱いになっている模様(市況かぶ全力2階建)。取引自体は行われていたが、約定情報がシステムに正しく反映されていなかったという。

 この間に日本の株式取引では決済期間短縮化が行われており、7月12日までは約定した3日後に受渡し(株式と現金の交換)だったものが(T+3)が、7月16日からは2日後の受渡し(T+2化)へと変更されていた。ただし同社の夜間PTS市場は17:00開始で、日本証券クリアリング機構のルールにより17:00以降の約定は翌営業日に約定した分と同じ日に受渡しが行われる。決済期間短縮化に伴う日付処理に問題が発生しているのではないかとの見方もある。

 ジェイコムショック(過去記事)後に様々な誤注文の防止や取り消しに関するルールが作られたが、仮にPTSで売却済みの株式を東証で再度売却するような取引が成立していて取り消せないとなれば、事態は厄介だ。保有していない株式を売却(空売り)する場合、日本では借りるなどして必ず調達しなければならない。よって二重売却が成立していた場合、たとえ市場から買い戻しても一旦は受渡し日までに株式を用意する必要がある。ジェイコムショックの場合は、現金による解け合い処理(強制決済)となっていた(Wikipedia)。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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