OpenStreet、スクーターシェア「HELLO SCOOTER」今夏開始 ホンダと協力

2019年7月18日 11:38

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提供するスクーターの一つ「BENLY」(画像:OpenStreet発表資料より)

提供するスクーターの一つ「BENLY」(画像:OpenStreet発表資料より)[写真拡大]

 OpenStreetは、全国約200の市区町村で「HELLO CYCLING」というシェアサイクル事業を展開している企業である。このOpenStreetが、ホンダ(本田技研工業)の技術協力を受け、新たにスクーターのシェアサービスとなる「HELLO SCOOTER」(ハロースクーター)をこの夏から提供開始するという。

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 既に大手不動産・コンビニ・鉄道・駐車場管理企業などの多種に及ぶパートナー企業と提携しており、まずは東京・千葉・埼玉からサービスの提供を開始するという。

 ハロースクーターは、専用のアプリケーションで貸し出しと返却の場所となる「ステーション」の検索、予約、決済までを行うことができる。そしていわゆる「ワンウェイトリップ」方式を採用しており、借りたバイクは、ハロースクーターのステーションであればどこのステーションでも返却可能だ。

 想定されるユーザーとしては、観光や街乗りなどに加えて、配送サービスなどのビジネスユースへの展開も見込んでいるという。

 またハロースクーターの車両(BENLY、GYROなど)は、ホンダの技術協力のもと開発された専用のアプリケーションと通信ユニットが接続されており、位置情報、走行距離、速度などの情報が収集される。このデータは、その後の商品展開およびサービスの向上に役立てられることになる。

 なおハロースクーターの利用には、原動機付自転車が運転可能である免許証を携帯することと、またヘルメットを着用することが必要となる。ただしヘルメットは車両に備え付けになっているため、自分で用意する必要はない。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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