日産、プロパイロット2.0を初採用した新型スカイラインを発表

2019年7月17日 19:53

印刷

新型スカイラインGT Type SP(HYBRID/2WD)。ボディカラーはカーマインレッド(画像: 日産自動車の発表資料より)

新型スカイラインGT Type SP(HYBRID/2WD)。ボディカラーはカーマインレッド(画像: 日産自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • 新型スカイラインGT Type SP(HYBRID/2WD)。ボディカラーはカーマインレッド。
  • 世界初のインテリジェント高速道路ルート走行(3D高精度地図データ搭載)「プロパイロット 2.0」。
  • 3.0L V6 ツインターボエンジン。
  • NissanConnect Serviceのイメージ。

 日産自動車は16日、プロパイロット2.0を採用しマイナーチェンジした新型スカイラインを発表した。プロパイロット2.0の採用は新型スカイラインが初めてとなり、2019年9月に発売する。

【こちらも】新型スカイライン、VWとフォードの提携 加速する自動運転化は高齢者を救うか

■プロパイロット2.0をハイブリッドに標準装備

 今回の目玉はやはり、世界初のシステムであるプロパイロット2.0だ。注目するべき機能は、同一車線内でのハンズオフ走行とルートに連動した車線変更支援である。

 まず1つ目の同一車線内でのハンズオフ走行。高速道路の複数車線において、ナビと連動して設定したルートを走行する場合のみ、同一車線内でのハンズオフドライブが可能になった。

 2つ目は、ルートに連動した車線変更支援である。ナビで目的地を設定し高速道路に合流すると、ナビ連動ルート走行を行うことで車線変更支援をしてくれる。

 また「NissanConnect」サービスの機能として、プロパイロット緊急停止時SOSコールも採用。ドライバーの脇見を検知すると監視するドライバーモニターから警報を出し、ドライバーの意識的な反応が得られない場合、自動的にハザードランプを点滅、車両をゆっくり停車させる。停車後、専用オペレータへとつなぎ必要に応じて警察や消防、救急などの各機関を呼ぶことで、ドライバーの安全を確保する機能となっている。

■ガソリン車は3.0L V6 ツインターボ(VR30DDTT)エンジンを採用

 新グレードの400Rは405馬力で、これまでのスカイラインの中では最大の馬力である。他グレードは304馬力。日産では国内初となる、新ターボシステムと水冷式インタークーラーを採用することで、アクセルを踏んだときの力強さを味わえるようにした。ハイブリッド車は、前モデルからエンジンの変更はしていない。

■NissanConnectサービスも拡充

 コネクティッドサービスである、NissanConnectも新型スカイライン向けのサービスを多数採用した。

 有料オプションであるdocomo in Car Connectもその一つで、車内でWi-Fiが使い放題になるサービスだ。今まではモバイルWi-Fiやスマホのテザリングなどで行っていた動画視聴などを、車内でデータ量関係なく行うことができる。別途、ドコモ専用サイトから契約の必要があるが契約しておいて損はないサービスである。

■エクステリアはVモーショングリルを採用

 今回から日産のキーコンセプトであるVモーショングリルを採用した。また、フロントグリルも従来のインフィニティから日産マークへと変更。エクステリアカラーもカーマインレッドを新色として設定することで、さらに際立たせることになる。

 内装ではヘッドアップディスプレイをハイブリッド車に国内初採用した。

 価格は481万円から604万円(いずれも消費税込)。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事