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極低温下では熱伝えないはずの絶縁体で熱伝導を確認、未知の中性子の影響か
記事提供元:スラド
京都大学や東京大学、茨城大学の研究グループが、米ミシガン大学、米ロスアラモス国立研究所と共同で未知の中性粒子を発見したと発表した(京都大学の発表、ITmedia)。
金属には電気や熱をよく伝えるという性質がある。金属中には伝導電子と呼ばれる熱や電気を伝える電子が含まれており、これによってこの性質が生まれている。一方、電流を流さない絶縁体には伝導電子が含まれておらず、そのため絶対零度近傍では絶縁体は電気だけでなく熱も伝わらなくなる。
しかし、低温下では絶縁体となるイッテルビウム12ホウ化物(YbB12)を絶対零度近傍の0.1Kまで冷却して熱伝導率を測定したところ、この状態では本来熱伝導が発生しないはずにも関わらず、金属的な熱の伝導が行われることが分かったという。これは、この物質中に電荷を持たずに熱のみを伝える未知の中性子が存在していることを示唆しているという。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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