MRJ改めスペースジェットがパリで公開 航空ショーの行方に注目

2019年6月18日 09:28

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●パリ航空ショーでお披露目に

 三菱航空機は、17日から仏パリのル・ブルージェ空港において開催される「パリ航空ショー」に合わせ、MRJから名前を改めた「SpaceJet」(スペースジェット)を公開した。これまでの白と黒をメインにしたMRJのボディではなく、白を基調としたボディカラで胴体前部に「SpaceJet」の文字が書かれている。さらに後部は、金と青のライン、尾翼は赤色で円形の幾何学模様が描かれている。公開された機体はMRJの3号機(JA23MJ)で、誕生時はMRJのカラーで登場し、その後ANAカラーに塗り替えられた後、今回SpaceJetのカラーとなった。

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●イメージを変え新たな顧客獲得なるか

 MRJは4度にわたる開発の遅れや航空機の試験遅れなどから、大幅なブランドイメージの悪化となり、顧客からキャンセルが相次ぐなどしたこともあり、今回の名称変更につながった。

 パリ航空ショーで公開された機体は従来「MRJ90」と呼ばれていた機体で、これまで米国で試験飛行を行ってきた。今後は「SpaceJet M90」と呼ばれるようになり、今回の航空ショーでブランドイメージを一新し、新たな顧客獲得を目指している。

 三菱重工では、パリ航空ショーで90席クラスの「SpaceJet M90」に加えて、米国市場に合わせた70席クラスの「SpaceJet M100」も発表。2023年の市場投入を目指すとした。また100席クラスの「SpaceJet M200」についても計画していることを明らかにした。

●今後の鍵を握るボンバルディア社との交渉

 今回の航空ショーにおいてSpaceJetの注目点は、新しい顧客を獲得することができるかだけではない。現在三菱重工が買収交渉を行っている、カナダ・ボンバルディアとの交渉の行方も注目を集めている。この交渉がうまくまとまるのか、決裂するのかによって今後のSpaceJetの開発や試験スケジュールに大幅な影響が出てくると見込まれている。三菱重工が重要視している、北米市場における顧客獲得においても、ボンバルディアのサポートは大きな意味を持ちそうだ。(記事:speedbird・記事一覧を見る

関連キーワード三菱重工業MRJ(三菱リージョナルジェット)三菱航空機パリ

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