欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米CPI上振れでも利下げ観測が重し

2019年6月12日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米CPI上振れでも利下げ観測が重し
12日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む値動きを予想する。米インフレ指標が予想を上回れば足元のドル売り基調を弱める見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は払しょくできないだろう。また、米中摩擦の警戒感もドル買いを抑制しそうだ。

前日の海外市場では、米国が前週末にメキシコに対する関税上乗せ発動を見送ったことが好感され、貿易環境の改善を見込んで円など安全通貨が売られる展開となった。しか
し、トランプ大統領は通商摩擦の続く中国との関係で、協議は合意に達したものの「中国が取り消した」とし、今月末にも開催が見込まれる米中首脳会談で譲歩しない考えを示している。本日のアジア市場では、今晩発表の米消費者物価指数(CPI)を控え積極的に動きづらい展開。そうしたなか、米中摩擦激化への警戒感から目先の株安観測でクロス円が伸び悩み、ドル・円は底堅いユーロ・ドルに下押しされた。

この後の欧米市場では、米中協議やFRBの金融政策の行方が材料視される。11日に発表された米国の5月生産者物価指数(PPI)は前年比で低調となったものの、前月比では市場予想と一致した。今晩21時半の同消費者物価指数は前年比+1.9%と4月の+2.0%からやや鈍化する見通し。PPIに続きCPIも底堅い内容となれば、足元のドル売りは縮小する可能性はあろう。ただ、トランプ大統領は「米国のインフレは低い」とし、FRBのこれまでの利上げ政策を批判した内容の見解を示した。そのため来月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測は変わらず、ドル買いは小幅にとどまりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:15 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁歓迎あいさつ(中央・東部・南東部欧州諸国に関するECB会議)
・21:30 米・5月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、4月:+2.0%)
・02:00 米財務省10年債入札(240億ドル、リオープン)
・03:00 米・5月財政収支(予想:-1995億ドル、18年5月:-1467.96億ドル)《FA》

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