有沢製作所が連日出直る、買収防衛策を取りやめ思惑買いを呼んだ可能性

2019年6月7日 11:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■5月開催の取締役会で継続しないことを決議と5月30日に発表

 有沢製作所<5208>(東1)は6月7日、832円(23円高)まで上げた後も堅調に推移し、4日続けて戻り高値を更新している。5月30日付で、「買収防衛策の非継続」を発表。市場関係者の中には「つまり、誰か買収してくれということか」といった受け止め方もあり、思惑買いが入っているようだ。

 発表によると、同社は、2007年6月開催の定時株主総会で買収防衛策(当社株式の大量取得行為に関する対応策)を導入し、更新しながら継続してきたが、19年5月開催の取締役会で、買収防衛策をめぐる最近の動向や株主構成等、株主の皆様のご意見、当社を取り巻く経営環境の変化を考慮し、これを継続しないことを決議した。

 大量取得行為が行われた場合は、大量取得行為の是非を株主の皆様が適切に判断するために必要かつ十分な情報収集に努め、あわせて取締役会の意見等を開示し、株主の皆様の検討のために必要な時間と情報の確保に努めていくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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