トッパン・フォームズ、ZBBとブロックチェーン活用のデータ流通サービスの技術検証を実施【フィスコ・ビットコインニュース】

2019年5月13日 14:28

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記事提供元:フィスコ


*14:28JST トッパン・フォームズ、ZBBとブロックチェーン活用のデータ流通サービスの技術検証を実施【フィスコ・ビットコインニュース】
データプリントサービスで国内トップシェアのトッパン・フォームズ<7862>は13日、ブロックチェーン技術を活用した企業内通貨を発行・管理する「ZBB CORE」を開発・提供するZEROBILLBANK JAPAN(ゼロビルバンク・ジャパン、ZBB)とともに、ブロックチェーンを活用し、個人情報や機密情報をセキュアに保管・管理する仕組みの技術検証を完了したと発表した。

今回の技術検証では、サービス提供事業者のサービスに入力されたデータをZBBのブロックチェーンからトッパン・フォームズのパーソナルデータストア(PDS)に連携させたプラットフォームを構築。これにより、ブロックチェーン自体に個人情報を伝播させずに、管理主体の違う環境へ必要な情報を連携する技術について検証したという。

技術検証の第一弾としては、全国保証のAIを活用した住宅ローン事前審査モデルにおいて、ユーザーが入力した住宅ローン審査に必要な個人情報や資産状況などのデータを、ブロックチェーンで流通させず、PDS内の情報の所在を示すアドレスで管理し、適切な権限を持つ事業者のみが参照、利用できるかについて技術検証したとしている。

同社は今後も、技術検証や開発を進め、様々な関連企業が大規模なシステム開発を行わずに、データをセキュアな状態で容易に共有できるプラットフォームを構築し、2020年4月までにサービスの開始を目指すとの意向を示している。《HH》

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