Backblaze、2019年第1四半期のHDD故障レポートを公開

2019年5月8日 23:31

印刷

記事提供元:スラド

 オンラインストレージサービスを手がけるBackblazeは定期的に同社が使用するHDDの信頼性データを公開しているが、その最新版となる2019年第1四半期レポートが公開された。

 同社は複数メーカーの複数モデルのHDDを使用しているが、今回のレポートはそのうち使用数が45台以上となっているモデルが対象で、評価対象は合計10万4130台。その結果、年間換算で最も故障率が高かったのはHGSTのHUH712112ALE600(12TB)で2.60%、続いてSeagateのST12000NM0007(12TB)で2.22%だった。

 一方で、HGSTもSeagateも故障率は過去3年で減少傾向にあり、特にSeagateについては2016年第3四半期は3%近くだった故障率が2018年第2四半期には1.5%以下になるなど、大きく改善しているという。ただ、直近の3四半期では故障率が再び上昇している点が気になるとも記されている。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | ストレージ

 関連ストーリー:
8TBのハードディスクの信頼性は十分という話 2016年08月04日
BackblazeがHDD故障の予測に使う5つのSMART情報 2014年11月16日
オンラインストレージ運営会社によるHDDの信頼性調査、HGSTが高評価 2014年09月29日
コンシューマ向けHDDでも少なくとも3年間はエンタープライズ向けHDDと同レベルの信頼性がある 2013年12月06日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事