Office 2016アプリ、Microsoft Storeからの直接インストールが不可に

2019年5月7日 08:08

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記事提供元:スラド

Windows 10のMicrosoft Storeでは昨年からUWP版のMicroosft Office 2016アプリが提供されていたが、数週間前から入手できなくなっているようだ(Windows Centralの記事Softpediaの記事)。

購入済みアプリのページをMicrosoft Storeで開くと、そのアプリがインストールされていない環境では「インストール」ボタンが表示されてインストールが可能になる。しかし、ExcelやWordの場合は「インストール」をクリックすると既定のWebブラウザーが開き、Click-to-Runインストーラーがダウンロードされるのだという。このインストーラーを実行するとデスクトップ版のOfficeアプリがインストールされることになる。このインストーラーはSモードが有効になったWindows 10でも使用できるそうだ。

UWP版のOfficeアプリがインストールされている環境ではMicrosoft Storeから更新プログラムが提供され、「起動」ボタンから起動することもできるが、Click-to-Runインストーラーでインストールした場合にはMicrosoft Storeでアプリを管理することはできなくなる。未購入の場合は「入手」ボタンが表示されず、新たにMicrosoft Storeで購入することはできない。「Office 365の購入はこちら」というボタンも表示されるが、クリックするとWebブラウザーで購入ページが表示される。なお、米国版のMicrosoft Storeでは現在もOffice 365 Home/Personalを購入可能となっている。

Microsoftは今後も引き続きOfficeをMicrosoft Storeで見つけることができ、未インストールの場合はWebサイトからインストールできると説明しているとのことで、手違いで変更されたわけではなさそうだ。Microsoft Store(Windowsストア)では2017年末にGroove Music Passのサービス終了に伴ってデジタルミュージックの販売を終了し、今年4月には電子書籍の販売を終了している。アプリストアとしても成功しているとはいいがたく、Softpediaの記事ではMicrosoft Store自体が終了してしまう可能性も指摘している。 

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