みずがめ座η流星群、5月6日に極大 7日深夜から明け方が見ごろ

2019年5月3日 06:06

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5月7日午前3時頃の東京の星空 (c) 国立天文台

5月7日午前3時頃の東京の星空 (c) 国立天文台[写真拡大]

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 5月6日の23時頃、みずがめ座η流星群が極大を迎える。今年は極大時間、月齢ともに観測条件は良好だ。日本では、実際には7日の深夜2時頃から夜明けまでが見ごろの時間帯になる。ピーク時の5月6日ほぼ新月(月齢1)であり、月明かりに邪魔されることはない。

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■みずがめ座η流星群について

 1月に極大となる「しぶんぎ(四分儀)座流星群」、8月に極大となる「ペルセウス流星群」、12月の「ふたご(双子)座流星群」が3大流星群として有名だ。

 3大流星群に次いで観測できる流星が多いのがみずがめ座η流星群である。流星群の流星たちは空の1点(輻射点)を中心に放射状に流れてくる。流星群は放射点のある星座の名前で呼ばれ、みずがめ座η流星群は、みずがめ座のη星付近に輻射点がある流星群となる。

■流星の正体

 流星は「星」といっても、宇宙空間にある天体ではない。宇宙から落ちてくる塵が流星の正体だ。これが大気圏に突入し熱せられて光輝く現象が流星である。塵の大きさは数ミリメートル以下で、ちょうど砂粒ぐらいの大きさだ。

■流星と彗星

 流星は彗星(ほうき星)と深い関係がある。彗星の本体は、氷と岩石でできている。これが太陽に近づくにつれ氷が融けるため、ガスと塵(岩石のかけら)が噴き出してくる。噴出したガスとちりは彗星の尾となり、この時にまき散らされた塵が流星の原料になる。

 彗星から噴き出た塵は川の様に宇宙空間を漂っている。地球がこの塵の川の中を通る時に多くの塵が地球に落ちてきて流星を発生させる。地球の軌道は一定で、塵の川もほぼ動かないため、毎年同じ時期に多くの流星が発生することになる。これが流星群である。

■流星群の観測方法

 流星は空のどこから現れるか分からない。空全体をまんべんなく眺めるようにしよう。日中は暖かいとはいえ、夜中や朝方は冷え込む。十分な防寒対策をしておこう。(記事:創造情報研究所・記事一覧を見る