史上2番目の太陽系外宇宙からの天体飛来を確認か

2019年4月21日 16:22

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 史上2番目の恒星間天体が地球に飛来していた可能性があることが、4月19日付のナショナルジオグラフィックのニュースで報じられた。恒星間天体とは太陽以外の恒星系から飛来した天体で、それ以前に存在が確認されているのは「オウムアムア」と呼ばれる存在ただ1つだけだ。

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 恒星とは太陽のように自ら光を放つ星。太陽以外の恒星で最も地球に近い星(プロキシマ・ケンタウリ、ケンタウルス座で一番明るい星)でも光の速さで4.36年もかかるはるか彼方の宇宙空間にあり、ロケットで航行すれば約10万年もかかる場所に位置している。つまり恒星間天体とは、とてつもなく遠い宇宙空間から、気の遠くなるような時間をかけて地球にやってきた旅人である。

 今回報じられた恒星間天体は、2014年1月9日午前3時過ぎにパプアニューギニア北東岸のすぐ沖で観測された流星で、観測された当初は何の変哲もない隕石の一つだと思われていた。

 だがナショナルジオグラフィックによると、最新の研究では、この未明の流星は別の恒星系から飛び出し、太陽系に飛来した可能性が高いという。この流星の軌道は太陽や太陽系の他の惑星の重力によって加速されたものではないことが計算で確かめられたのだという。さらに太陽系に由来する天体であれば、軌道は楕円を描くが、この天体は双曲線軌道上にあったことも確かめられている。

 ちなみに最初に発見された恒星間天体である「オウムアムア」は、2017年10月に太陽系外から飛来し、地球に接近したのち通り過ぎて行った。長さが幅の10倍以上もある極端な楕円形をしており、回転しながら宇宙空間を移動する巨大な鉛筆のような存在であった。

 この天体は時速約15万kmで地球から遠ざかっていったが、これを観測したハワイ大学の博士研究員ロブ・ウェリク氏と欧州宇宙機関(ESA)の天文学者マルコ・ミチェリ氏によれば、この速度であれば太陽の引力を振り切ることができるとのことであり、やがて太陽系外に飛び去ってゆく、まさに宇宙の放浪者であることが明らかとなった。

 残念ながら今回報じられた史上2番目の恒星間天体は地球の大気圏内で空気との激しい摩擦による高熱で消失してしまったが、研究者によれば、恒星間天体は「ありふれたものと予想」されるといい、今後も同様の発見が期待できそうだ。(記事:cedar3・記事一覧を見る

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