見せない、焼かない、でもやっぱりかわいく…スクール水着最新事業

2019年4月20日 17:56

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「スク水博覧会」。画像は、プレス説明会時に撮影。

「スク水博覧会」。画像は、プレス説明会時に撮影。[写真拡大]

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 水泳・介護用品メーカーのフットマーク(東京都墨田区)は4月20日、女子スクール水着の変遷を紹介する「スク水博覧会~昭和から平成女子スクール水着のレキシ」展を墨田区内で開催した。学校のプールで今、何が起きているのか。知られざる最新事情を聞いた。

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 同社は1969年に水泳帽の製造を開始、72年に日本水泳連盟推薦品となり、78年から水着の製造も開始した。展示会は、改元を前に約40年のスクール水着の進化を総括、一般にも公開した。

 日本のように学校教育に水泳を導入している国は少数だ。1950年代に子供の水難事故が続いたことから、各地でプール設置が進められ、東京オリンピックを経て、文部科学省は1972年、プール授業教育を開始。同年、スポーツメーカーのミズノは「メルマン」ブランドで子供用水着を発売、以降、学校用水着は独自の進化を遂げていく。

 当時の水着は伸縮性がなく、水切れも悪かったが、合繊メーカーが水着用に新素材を次々に開発、着用感と機能性が向上していく。1970年代からは合繊メーカーにがプロモーション「キャンペーンガール」も始まり、日本の水着シーンは急成長していく。

 1980年代に入ると縦と横に伸縮する2WAY素材が登場、体にフィットする現在のスタイルの源流となった。88年にはレーシング水着が登場。より薄く、伸縮性に富んだ素材で、ハイレグカットや背中にVカットを入れた競泳用タイプが学校のプールでも一般化していく。「スクール水着」という名称が定着したのもこのころだ。

 “大人の顔”へと進化していたスクール水着の潮目が変わる。80年代も終わりごろ、女子用体育着として定着していたブルマーに批判の声が上がったのがきっかけだ。「恥ずかしいのになぜ着なくてはならないのか」という生徒の新聞投書を契機に、全国の保護者や有識者が賛同。さらに同時期に社会問題化した「ブルセラ(ブルマーとセーラー服)ショップ」への弾劾も加わって、ブルマーは姿を消し、男女同型のハーフパンツが取って替わる。

 2000年に入ると競泳でオールインワンタイプの水着が主力になったこともあって、スクール水着も股下の深いフィットネススーツが増えていく。

 水着がガードするのは、大人のいかがわしい視線ばかりではない。同社は04年、紫外線対策としてTシャツ型の「シャインガード」を発売、ヒット商品となった。

 とはいえ実用一点張りというわけでもない。2012年にはスカート付きのワンピース水着が登場。東京オリンピックの時期に登場したスカート付き水着を、現代風なかわいさを加味してリメイクした。スクール水着は学校の指定から外れ、個人購入が増えている。せっかく買うならカワイイものを、というニーズに応える企画だ。

 少子化が進む中、学校で着るウエアも個人や家庭の事情に即した企画が求められている。最近はLGBTへの対応として、女子もパンツとスカートが選択できる制服が企画されている。同社には、ジェンダーレスな水着についての相談もあるという。昭和から平成にかけて独自に進化してきたスクール水着、令和の時代にどんなウエアが登場するだろうか。

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