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マウス操作だけでAIを構築できる「MatrixFlow」提供開始 専門知識は不要
(画像: MatrixFlowの発表資料より)[写真拡大]
AIベンチャーのMatrixFlowは10日、2月から事前登録をスタートさせていたクラウド型AI構築プラットフォーム「MatrixFlow」のβ版をリリースした。MatrixFlowは、複雑なプログラミング等の知識がなくても、マウスのドラッグ&ドロップだけでAIの構築や活用が可能なプラットフォーム。このサービスの提供により、AI関連の人材不足解消や、AI活用の推進を図る。
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将来的に、AIが多くの産業への導入が見込まれる中で、現状では人材不足が最大の課題である。内閣府の発表でも、2020年には先端IT人材で約5万人、一般IT人材で約30万人が不足するとしており、前者で毎年約2~3万人、後者で毎年約15万人を追加育成することが急務としている。
一方でAIを構築する知識を身につけるには、数学・統計学の知識やプログラミングの知識だけでなく、実際に活用する場面での業界や事業に関する知見も必要とされる。ほかにも基礎学力やコミュニケーション力等、人間としての基礎力も一層問われるようになり、こうしたノウハウを有する人材の確保や育成は難しく、恒常的な人材不足が続いている。
こうした課題に一石を投じるべく、AIの知見が少なくとも、誰でも簡単にAIを構築・活用ができる「MatrixFlow」が誕生した。
MatrixFlowは、「学習データの準備」「適用するアルゴリズムの選択」「アルゴリズムを制御するハイパーパラメータの調整」の3ステップだけでAIを構築できるシステム。これらは、ボタン選択とマウスのドラッグ&ドロップだけで作業を進めることができる。AI構築に対する知識レベルや苦手意識のハードルを下げ、AI技術へのアクセシビリティ向上を目指す。2月に事前登録を開始した後、すでに400人以上の登録があるという。
同社では、17日にMatrixFlowの使い方やAIの活用法などを紹介する講座の開催も予定しており、参加者が少しでも自身の業務にAIを導入するきっかけづくりにし、AIに慣れ親しんでもらいたいとしている。
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