AWA、写真で音楽を検索の新サービス 最適の楽曲をアドバイス

2019年4月3日 16:48

印刷

(画像: AWAの発表資料より)

(画像: AWAの発表資料より)[写真拡大]

 定額制の音楽ストリーミングサービスを提供するAWAは3日、写真を選択すると、そのシーンや雰囲気に合う音楽を複数選んで表示する新機能の提供を開始した。iOSやAndroidアプリで、簡単に利用することができる。

【こちらも】YouTube、新たに「YouTube Music」と広告非表示の有料サービスを開始

 AWA(アワ)は、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルの共同出資会社「AWA」による音楽配信サービス。2015年のサービス開始以来、配信楽曲数が5,300万曲、著名人やユーザーが作ったプレイリスト数は約1,000万件となる。また2017年には、Google Play発表の「ベスト オブ 2017」日本版で、「2017年ベストアプリ」を受賞。アプリの中の頂点となり、国内最大級の音楽ストリーミングサービスに成長した。

 今回提供する新機能は、昨年8月から提供していた、Twitterに写真を投稿するとおすすめの音楽を自動的に返信する機能「#写真で音楽おしえて」を、AWAのiOS/Androidアプリでも手軽に利用できるようにしたもの。昨年のTwitterサービス公開後は一気に話題が拡散され、「Twitterトレンドワード」にランクインするなど大きな反響となっていた。

 使い方も簡単で、AWAアプリで新機能を選択し、その場で写真を撮影ないしは選択するだけ。独自のシステムにより写真に写っている要素を即座に解析し、その写真にぴったりな音楽が複数レコメンドされる。この機能は、AWAが今まで蓄積した独自のビッグデータを利用した、精度の高い予測モデルにより提供される。また利用が増えることで学習が進み、より高度な機能を提供できるようになるという。

 通常の音楽検索では、文字情報の入力が主流だったが、写真の情景や雰囲気など、文字で表現しづらい検索も可能となる。また写真による検索で、知らなかった新しい音楽との出会いも拡がる。音楽に詳しくない人でも、思い出の写真に合った音楽選びが簡単になり、ギフトとしても重宝しそうだ。

 AWAはこれまでも、音楽にスマホをかざすとその楽曲とアーティスト名を特定できる「楽認識機能」なども提供し、音楽の検索機能の幅を拡げてきた。今後も同社では、これらの機能や楽曲の拡充はもちろん、新しい形の音楽との出会いを提供し、業界全体を盛り上げていくとしている。

関連キーワード

関連記事