無人コンビニ「600」、マンションに初導入へ

2019年3月28日 08:19

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「600」の設置イメージ。(画像: 600の発表資料より)

「600」の設置イメージ。(画像: 600の発表資料より)[写真拡大]

 キャッシュレス無人コンビニサービス「600(ろっぴゃく)」を展開している600は、新日鉄興和不動産との連携により、「600」を初めて分譲マンションに導入する。オフィスだけではなく、居住空間に「600」を設置することにより、居住者の買い物の利便性向上や、新しいライフスタイルを提案する。

【昨年6月に開始】オフィス向け無人コンビニ「600」、都内で開始 クレカでキャッシュレス決済

 キャッシュレス無人コンビニ「600」は、100社100通りの品揃えを実現するキャッシュレスの無人コンビニとして、昨年6月にサービスをスタート。コンビニにある飲料やお菓子、弁当・総菜などはもちろん、フルーツや八ッ橋など観光地の人気土産品まで品揃えし、オリジナルボックスに入れて設置。

 オフィスを中心にサービスを拡大しており、LINE@やSlackを通じて、販売して欲しい商品などを直接コンシェルジュに要望できるコンシェルジュサービスもある。現在では、LINEやKDDIなどの大手企業からスタートアップまで、東京23区内のオフィスで採用されている。

 600社では、コンビニの商圏である半径500mの10分の1となる「半径50m」の最先端購買体験を提供するとしている。欲しい物が徒歩1分で手に入る利便性は、オフィスのランチタイム時のエレベーター待ちや、コンビニでの混雑によるタイムロスといったストレスの解消につながる。クレジットカード決済というキャッシュレスの便利さや、オフィスごとにカスタマイズできる品揃えがメリットとなり、1月の段階で累計商品販売数が2万個を突破したという。

 その600のサービスを、今度はマンションで実施することになり、新日鉄興和不動産が建設中で7月に竣工予定の「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」の共用設備として設置する。総戸数95戸に住む家族の生活に必要な日用品などを中心に揃え、買い忘れや、急に必要となる救急用品、夜中の軽食などに対応する。

 600が住空間でサービス提供されるのは今回が初となり、今後も様々な環境での商品の売れ行きやユーザーニーズ・動向などのデータや知見を蓄積することで、最先端の購買体験を提供していくとしている。

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