男女同率を発想の転換で有利な経営戦略に変える

2019年3月17日 15:35

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 中小企業にとってはややもすると経営上負の側面しか見えにくい男女同率。一転してプラスの戦略に変えるアイディアとは?女性の活躍が企業を変える!発想の転換が企業を救う!中満泉国連事務次長のインタビューから考えます。

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●男女同率は

 「トップリーダーが責任を持ち、しっかり計画を立てれば実現できる」と中満氏は朝日新聞のインタビューで指摘しました(3月7日朝日新聞)。国連では2017年にグレーテス事務総長が就任以来男女同率化を推進し、現在幹部会出席者は女性が男性を逆転。グレーテス氏就任以前は出席者41人のうち女性12人(29パーセント)、男性29人(71パーセント)。今回は出席者43人のうち女性26人(60パーセント)、男性17人(40パーセント)。グレーテス氏の取り組みが数字に現れた結果で、中満氏はトップリーダーの采配によるものと評価しています。

●国連では

 「『女だから』という壁は感じたことはない。女だろうが男だろうが、一番できる人を採用していかないとだめですね。国連の仕事は様々な分野でニーズを把握して対応すること。ニーズの半分は女性のもの」と中満氏。女性の目線が増えることで、よりニーズに対応しやすくなると示唆しました。

●発想の転換

 これまで女性の地位向上の観点から議論されることが多かった男女同率。ここで視点を変えて企業の効率の問題として考えてみましょう。慣習的に男性優位の日本社会、優れた女性を抜擢せずに多少劣っても男性を使い続けてきたのは、大いなる損失ではなかったでしょうか。男女別なく優れた人を採用する、当たり前の理屈を今一度見直す時です。

 しかも全世界の半分が女性、当然ニーズの半分は女性にあることを考えれば、女性の意見も男性同様に尊重されるべきです。今まで無視してきた中に大事なニーズとアイディアが多く潜んでいただろうことを考えると全く残念なことです。

 今こそ男女同率を企業の効率の問題として考え直し、日本企業の発展の糸口となることを念願します。

●ワークライフバランス

 ならば役職を追われた男性はどうすればいいのでしょう?日本の男性はその肩に一手に大黒柱としての役割を引き受け、世界でも有数の働き者と言われています。少し荷を減らし、ワークライフバランスを考える時でもあります。働き尽くめの男性に自分の趣味を楽しむ余裕があるでしょうか?あるいは子育ての喜びを知っているでしょうか?ゆとりある人生を楽しむ権利は男性にもあるはずです。日本の伝統的な役割分担を今一度考え直す時でもあるのです。

●新たな時

 世界経済フォーラム(WEF)のジェンダーギャップ指数によると、対象144カ国中日本は昨年111位~今年は114位に。事の重大さを受け止め、日本企業が男女同率を経営戦略として取り入れこの数字が覆される時、企業は大きく発展することでしょう。女性の活躍こそ企業を救うキーポイントです!

関連キーワード中小企業ワークライフバランス

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