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映画「翔んで埼玉」への埼玉県民の独り言

2019年3月11日 20:28

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 武内英樹監督の「翔んで埼玉」が大ヒットしている。原作は「花とゆめ」に1980年代前半、3回にわたり連載された魔夜峰央氏の漫画。復刻版が宝島社から発売され、大ブレイクしたという。武内監督は原作を読み「ここまで言えるものかに驚き、それを笑い飛ばす埼玉県人に感銘し映画化を決めた」としている。

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 埼玉県所沢市に移り住んで10余年。私はいまや「埼玉県人」の認識を強め、誇りさえ覚えている。「翔んで」は「とんでる」の連語。辞典などでは「世間の常識にとらわれず、思い通りに自由に行動する」と解説されている。良くも悪くもとれる説明である。

瞬間、安倍首相夫人の昭恵氏の名前がフッと脳裏をかすめた。件の解説の限りでは「昭恵夫人も埼玉県人の資質あり」と思ったからだ。上田清司埼玉知事はこの映画(原作)を「悪名は無名に勝る」と評しているが頷けなくはない。そもそも「ダサイタマ」という言葉の生みの親は、埼玉県所沢市出身のタレント:所ジョージ氏とか。「クサイタマ」なる言葉を編み出したのが誰かは知らない。原作(映画)に「東京と埼玉の境には関所があり、通行手形がなくては行ったり来たりできない」とあるが、笑わされた。が、「翔んで埼玉」に描かれる埼玉を笑ってもらいながら、もう一面の埼玉を是非にも、知ってほしい。

 埼玉県出身で近代金融・経済界の立役者に、故渋沢栄一翁がいる。第一国立銀行の設立や500余社の企業設立に携わった御仁だ。「近代日本経済の父」と評されてもいる。その意を汲む形で「渋沢栄一賞」が設けられている。

昨年も3人が受賞した。息の長い人気商品「あずきバー」で知られる井村屋グループ(三重県津市)CEOの浅田剛夫氏。約860店舗のスーパーを展開するバローホールディングス(岐阜県多治見市)CEOの田代正美氏。そして非上場会社からは、北海道札幌市を拠点にリネンサプライや福祉用具の開発・レンタル・販売を展開する(株)特殊衣料会長の池田啓子氏が選出されている。

 またこんな調査結果がある。リクルート住まいカンパニーが発表した「関東版2019年住みたい街(駅)」で埼玉県「大宮」駅が、新宿・品川・目黒等をおさえ第4位にランキングされた。16年の21位から年年歳歳順位を切り上げての結果である。「さいたま市」も8位にランキングされた。我が街:所沢市にも「ベッドタウン化」の進捗を象徴するかのように、高層マンション建設が相次いでいる。

 是非一度「翔んで埼玉」のヒットを機会に、通行手形はいらないので多くの人に埼玉を訪れてほしい。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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  • (c) 123rf
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