荷物預かりサービス「ecbo cloak」JR上野駅で導入 事前予約や多言語に対応

2019年3月4日 09:44

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R上野駅 不忍口改札外手荷物預かり所(画像: 発表資料より)

R上野駅 不忍口改札外手荷物預かり所(画像: 発表資料より)[写真拡大]

 ecbo、JR東日本、ジェイアール東日本物流は2日、JR上野駅の手荷物預かり所に荷物預かりサービス「ecbo cloak」を導入し、サービス提供を開始した。

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 「ecbo cloak」は、荷物を預けたい人と荷物を預かるスペースを持つお店をつなぐシェアリングサービス。2017年1月に東京都内でスタートし、東京・京都・大阪・福岡・沖縄・北海道・愛知などの主要都市で展開中だ。アプリかネットで事前予約をすれば、カフェやアパレルショップ、駅構内などのスペースを提供したいお店に荷物を預けることができる。

 新たに導入された上野駅は成田空港からアクセスが良いため訪日外国人などの観光客が増加傾向にある。もともと駅構内に手荷物預かり所はあるが、外国人の利用者も多く外国語の対応が難しくなる場面も多い。今回、多言語に対応している「ecbo cloak」を取り入れることで、外国人観光客への安定したサービスの提供、事前予約や手続きの簡略化による混雑緩和などが期待されている。

 JR上野駅の「ecbo cloak」預かり場所は、「不忍口改札外手荷物預かり所」となる。保管できる荷物数は100個で、サイズに関係なく一律800円(税込み)。営業は土日祝日の10時から19時まで。当日予約も可能。サービスの利用方法はシンプルで、アプリなどからユーザー登録をし、預ける日時と荷物の数を選択して予約を完了。当日はスマホのQR画面を見せて荷物のチェックインとチェックアウトを行うだけとなる。(※JR構内以外での「ecbo cloak」の料金やチェックイン方法、預けられる日数は異なる場合あり)

 JR東日本では、「ecbo cloak」を2017年11月、東京駅構内4箇所に初めて導入。その後2018年12月には池袋駅と品川駅にも導入し、今回はそれに続くものとなる。今後も需要が高い駅を中心として拡充を予定しているという。

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