スマートフォンのAIはシューベルトの未完成交響曲を完成できるか

2019年2月8日 21:50

印刷

記事提供元:スラド

headless曰く、 Huawei UKがスマートフォンのAIを用い、シューベルトの「未完成交響曲」を完成させるそうだ(Huawei UKの告知South China Morning Postティザー動画)。

 Huaweiの発表に詳細は書かれていないが、ティザー動画によればエミー賞受賞作曲家の協力の元、Mate 20 ProのAIを使用して未完成交響曲を完成させるとのこと。HuaweiはAI補完版の未完成交響曲を2月4日にロンドンで初演するとして、1月末に英国在住者を対象とした招待券プレゼントキャンペーンをソーシャルメディアで実施していた。現在のところ初演に関する情報は出ていないようだが、South China Morning Postによると完成版は25日からスペイン・バルセロナで開催されるMWC19で披露されるとのこと。

 シューベルトは交響曲第7番ロ短調D.759(第8番と表記されることも多い)を第2楽章まで仕上げたが、第3楽章は冒頭部分のスケッチのみ残されていることから「未完成交響曲」と呼ばれている。後の音楽家がスケッチを補完して第3楽章とし、劇音楽「ロザムンデ」の間奏曲を第4楽章とした4楽章構成のバージョンも存在するが、演奏される機会は少ない。Huaweiは未完成交響曲を本当に完成させることができるだろうか。

 スラドのコメントを読む | idleセクション | テクノロジー | 人工知能 | 携帯電話 | idle | 音楽

 関連ストーリー:
AIによる作曲技術を持つ企業、ゲーム音楽のBGMを手がける 2018年02月06日
エフエム和歌山、Amazonのクラウドサービスをベースに独自の「AIアナウンサー」を開発・導入 2017年10月13日
阪大、AIを使って好みの楽曲を自動作曲するシステムを開発 2017年01月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事