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家に放置の小銭の合計、平均1万3455円 60・70代では2万円以上
コインスターが「現金・小銭の保有状況に関する意識調査」を実施。約6割の者が「家に小銭を貯めた/溜めてしまった経験」があると回答。家に眠ったままの小銭の合計金額の平均は1万3455円。[写真拡大]
家の中に小銭が貯まっている、あるいは放置されている人は多いのではないか。1989年に消費税が導入されてから一般消費者も1円玉などで小銭をお釣りでもらうことが多くなり、財布の中や家の中に小銭が放置され溜まってしまうことが増えたのではないかと想像できる。中には溜まった小銭を貯金箱などに入れて貯蓄の一種としているものもあろう。日本の平均的な家庭ではどれくらい家の中に小銭が眠っているであろうか。
米国を拠点とするコイン換金サービスのコインスターが、昨年12月に日本人男女計600名を対象として「現金・小銭の保有状況に関する意識調査」を実施し、先日その集計結果を公表している。
「小銭を貯めた、溜めてしまった経験があるか」という質問に対して58.8%、約6割の者が「ある」と答えている。その理由について聞いたところ男女全体では「貯蓄のため」が45.9%で最も多く、次いで「小銭は使いづらい」が21.5%、「小銭の無駄遣いを防ぐため」が15.9%の順となっている。
男女別で見ると、「貯蓄のため」は男性が35.8%、女性では56.3%と半数を超え女性の方が多く、「使いづらい」は男性が31.8%、女性が10.9と男性の方が多くなっており、やはり女性の方が家計管理に関する意識が高そうだ。
貯めた・溜まった小銭の種類について聞いたところ、全体では500円玉が55.0%で最多、次いで1円玉が44.8%となっている。男女別では、男性では1円玉が55.9%でトップであるのに対し、女性では500円玉が67.2%でトップとなっている。これは女性では500円玉で貯金のために「貯めている」のに対して、男性では「使いづらい」ので1円玉が「溜まっている」のではないか。
家に「貯めた・溜まった」小銭の平均金額を見ると、全体では1万3455円とかなりの金額になっている。年代別に見ると、60代では平均2万1403円で最も多く、次いで70代の2万130円で60代以上では2万円を超えている。20代が6061円、30代が7764円なので60、70代は20、30代の約3倍の金額と言うことになる。
男女別に見ると、女性の平均が1万316円で男性が1万6594円となっていて男性の方が多い。「貯めている」女性より「溜まってしまった」男性が多いというのは興味深いが、無精も捨てたものでもないということか。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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