ティムコの18年11月期はフィッシング事業、アウトドア事業共に大幅増益となり、黒字転換で着地

2019年1月20日 19:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■インターネットを活用した動画配信による販促活動が奏功

 ティムコ<7501>(JQS)の18年11月期はフィッシング事業、アウトドア事業共に大幅増益となり、黒字転換で着地した。

 フィッシング事業は、フライ用品に関しては苦戦したが、ルアー用品に関してはルアー(疑似餌)やフィッシングロッド(釣竿)等の新製品投入効果やインターネットを活用した動画配信による販促活動が奏功した。その結果、売上高9億01百万円(前年同期比2.1%増)、セグメント利益1億16百万円(同30.1%増)となった。

 アウトドア事業は、ジャケットなどの防寒重衣料の販売が好調であった。また、インターネットを活用したプロモーションを重視し、防虫衣料「スコーロン」製品の知名度の向上や販売促進に注力した。その結果、売上高20億62百万円(同4.9%増)、セグメント利益1億47百万円(同38.6%増)となった。

 両事業共に大幅増益となったことから、18年11月期決算は、売上高29億96百万円(同4.0%増)、営業利益43百万円(前年同期△19百万円)、経常利益50百万円(同△16百万円)、純利益31百万円(同△23百万円)と増収大幅増益となり黒字転換となる。

 なお、配当については、期末12円となる。配当性向は95.4%。

 今期19年11月期については、フィッシング事業では、今後も釣り人口の裾野拡大に寄与しながら、ブランド力の強化とネット活用の取り組みにより収益性の向上に努める。アウトドア事業に関しては、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化とともに、引き続き直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益性向上に努めるとしている。その結果、19年11月期は、前期に引続き、増収増益を見込む。

 ちなみに、19年11月期業績予想は、売上高31億17百万円(前期比4.0%増)、営業利益50百万円(同15.2%増)、経常利益53百万円(同5.0%増)、純利益35百万円(同12.3%増)を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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