為替市場今日のポイント:日本の通貨当局の対応を見極める展開

2019年1月3日 10:28

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記事提供元:フィスコ


*10:28JST 為替市場今日のポイント:日本の通貨当局の対応を見極める展開
1月2日のドル・円相場は、東京(アジア)市場では109円73銭から109円13銭まで下落。欧米市場でドルは一時108円71銭まで続落し、108円88銭で取引を終えた。


本日3日のドル・円は、主に107円台で推移か。米長期金利は引き続き伸び悩んでおり、目先的にリスク選好的なドル買い・円売りは抑制される可能性がある。


2日の米国債券市場で10年債利回りは、取引終了時点にかけて2.62%近辺まで低下した。市場関係者の間からは、「2日に発表された中国の12月財新製造業PMIが市場予想を下回る49.7に低下し、中国の製造業の景況感は悪化していることが米国債利回りの低下を促す一因となった」との声が聞かれた。2日の中国本土株式は総じてさえない動きとなり、主要株価指数の上海総合指数は前営業日比で1%超下落したことも材料視されたようだ。


トランプ米大統領は、「中国を含めた国との貿易協定に関して交渉すれば、米国株式はただちに上昇する」との見方を示した。貿易摩擦を巡る米中交渉の進展に対する市場の期待は失われていないものの、中国経済の先行きについて慎重な見方が増えており、米長期金利の動向にも影響を与えているとみられる。このため、米国株式相場が安定しても米長期金利が伸び悩んだ場合、リスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がるとの見方は増えていないようだ。《MK》

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