ユーロ週間見通し:もみあいか、域内経済回復の遅れを警戒も

2018年12月22日 15:04

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記事提供元:フィスコ


*15:04JST ユーロ週間見通し:もみあいか、域内経済回復の遅れを警戒も
■やや強含み、米金利先高観後退でユーロ売り縮小

先週のユーロ・ドルはやや強含み。12月の独IFO企業景況感指数が低下し、ユーロ売りが先行した。しかし、その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明などが予想ほどハト派的でなかったとして米長期金利は低下し、ユーロ売り・米ドル買いは縮小。欧米株安が多少嫌気されたものの、ユーロは1.13ドル台後半を維持した。取引レンジ:1.1299ドル-1.1486ドル。

■下げ渋りか、米金利見通し引き下げでユーロ買いも

今週・来週(12月24日−1月4日)のユーロ・ドルは下げ渋りか。米連邦準備制度理事会(FRB)による金利見通し引き下げを受けて、ユーロ買いは継続する可能性がある。ただし、1月4日発表のユーロ圏のインフレ関連指標が市場予想を下回った場合、リスク回避的なユーロ売りが強まる可能性は残されている。

予想レンジ:1.1300ドル−1.1600ドル

■軟調推移、株安を嫌気して円買い強まる

先週のユーロ・円は軟調推移。イタリアと欧州連合(EU)が2019年修正予算案で合意したことを受けて、ユーロ買いが先行した。しかし、その後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明などがハト派的でなかったとして世界的に株安が広がり、リスク回避的な円買いが強まった。取引レンジ:126円39銭−128円59銭。

■もみあいか、域内経済回復の遅れを警戒も

今週・来週(12月24日−1月4日)のユーロ・円はもみあいか。ユーロ・ドルは下げ渋る見通しで、ユーロ・円の値動きにも影響を与えそうだ。ただ、年明け以降に発表されるインフレ関連など域内の経済指標が市場予想を下回った場合、景気回復の遅れを懸念してユーロ買いは弱まろう。一方、世界的に株価が不安定になるなか、リスク回避的な円買いがさらに強まる状況も想定される。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・1月4日:11月生産者物価指数(前年比予想:+4.3%、10月:+4.9%)
・1月4日:12月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.0%、11月:+1.0%)

予想レンジ:125円00銭−129円00銭《FA》

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