欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、前日大幅安の反動で買い戻しも

2018年12月21日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、前日大幅安の反動で買い戻しも
21日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米国を中心に株価の大幅安が警戒され、リスク回避的な円買いに振れやすい見通し。ただ、ドルの下落ペースが速いことから、前日の急落の反動による買い戻しでやや持ち直すだろう。

米国株の大幅安を背景にアジアや欧州でも株売りの流れが広がり、足元はリスク回避的な円買いに振れやすい。20日の海外市場では、NYダウの大幅続落を受け、ドル・円は9月10日以来の安値水準となる110円81銭まで弱含む場面もあった。NY市場では111円20銭台に戻して引けたものの、本日のアジア市場では日経平均株価が大きな節目の20000円割れが警戒された。ある市場筋は、日経平均が大台を割り込んだ場合には「市場センチメントはかなり悪化する」とし、ドル・円は110円台に水準を切り下げるとの見方を示す。

足元では欧米株式先物が軟調のため続落が見込まれている。米国株に関しては、予算の失効に伴う政府機関の一部閉鎖への思惑が要因とみられる。トランプ米大統領はメキシコ国境の壁建設費用が政府暫定予算に含まれないことに反発し、予算に関する署名を拒否。政府機関閉鎖による混乱は続き、今晩も株売り・ドル売りを誘発しそうだ。また、本日発表される米国の7-9月期国内総生産(GDP)確定値も注目される。前期比年率+3.5%と改定値から修正はないとの予想だが、個人消費も含めて下方修正があれば、株売り・ドル売りにつながる可能性もあろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・18:30 英・7-9月期GDP改定値(前年比予想:+1.5%、速報値:+1.5%)
・18:30 英・11月公的部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+77億ポンド、10月:+88億ポンド)
・18:30 英・7-9月期経常収支(予想:-220億ポンド、4-6月期:-203億ポンド)
・22:30 米・7-9月期GDP確定値(前期比年率予想:+3.5%、改定値:+3.5%)
・22:30 米・11月耐久財受注速報値(前月比予想:+1.6%、10月:-4.3%)
・22:30 カナダ・10月小売売上高(前月比予想:+0.5%、9月:+0.2%)
・24:00 米・11月個人所得(前月比予想:+0.3%、10月:+0.5%)
・24:00 米・11月個人消費支出(前月比予想:+0.3%、10月:+0.6%)
・24:00 米・11月コアPCE価格指数(前年比予想:+1.9%、10月:+1.8%)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:97.4、速報値:97.5)
・米暫定予算の期限《FA》

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