【新規上場(IPO)銘柄】アルテリア・ネットワークスは12日に第一部に上場、マンションインターネット事業国内シェアNo.1

2018年12月14日 09:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アルテリア・ネットワークス<4423>(東1)は、12月12日に東京証券取引所第一部に上場した。同社は、独自色を持つ通信キャリアの一つ。自社回線を保有するとともに、他社回線も利用して、企業ごとのニーズにきめ細かく対応した通信サービスを提供している。

 同社グループでは、主として、インターネットサービス(光インターネット接続サービス、IP電話サービス)、ネットワークサービス(専用サービス、VPN接続サービス及びマンションインターネットサービス(全戸一括型光インターネット接続サービス)を主に大都市圏で事業を展開している。

 今2019年3月期第2四半期業績実績は、売上高237億6500万円(前年同期比2.7%増)、営業利益36億8300万円(同3.7%減)、経常利益34億5400万円(同4.5%減)、純利益23億2700万円(同1.6%減)に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高482億1300万円(前期比1.3%増)、営業利益78億5400万円(同4.0%増)、経常利益74億1700万円(同3.8%増)、純利益48億7500万円(同5.8%増)を見込む。年間配当予想は、配当性向50%程度を中長期的な目標として年間1回の期末配当を実施し、期末一括26.22円を予定している。

 株価は、上場初日12日に公開価格1250円を4.8%下回る1190円で初値をつけ、同日安値1150円と売られた後、同日高値1268円と買われ、この日の引けは1200円。13日は高値1300円と買われる場面が見られている。特にマンションインターネット事業では、2018年4月に販売を開始した国内最速、広帯域通信を実現する新サービス「マンション全戸一括 10Gタイプ」の販売を拡充していることが注目される。株式会社MM総研の全戸一括型マンションIPSシェア調査では(2018年3月末時点)、国内シェアNo.1の導入実績を誇り、安定した高速接続だけでなく、WEBメールなどの基本サービス、居住者向けISP会員特典や、月額基本料がお得なIP電話サービスやセキュリティ対策など、オプションサービスも充実しており、今後の成長も期待される。公開価格の1250円割れを下値に上値を試すか注目したい。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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