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ロボットが作る最先端のコーヒー体験(画像: ジゴワッツの発表資料より)[写真拡大]
ジゴワッツは11日、プロのバリスタのコーヒーを再現したキャッシュレスカフェ「ROBOT.COFFEE」を東京都の日本橋馬喰町にオープンし、実証実験を開始した。
【こちらも】H.I.S.、ロボットがドリップコーヒーを販売するカフェを渋谷にオープン
「ROBOT.COFFEE」では経験を積んで培ったバリスタのハンドドリップの技術をロボットに覚えさせることで、安定した味を再現して多くの客にコーヒーを供給することができる。また完全な無人化ではなく、サーバーからコップへの注ぎや客への提供、接客はスタッフが行うため、普段のカフェと変わりなく利用できドリンクバーなどとも差別化が可能だ。値段は380円となっており、コーヒー豆を選ぶこともできる。
同店はキャッシュレスとなっており、 クレジットカード、交通系ICカード、iD、QUICPay、PayPayが利用できる。小銭のやり取りが不要なためスムーズな決済が可能となる。
同店ではコーヒーの他にもデザートも取り揃えており、チーズケーキやバナナケーキを楽しむことができる。
調理器具の業界ではAIなどのロボットによる進出が目立つ。7月にシャープが発売した「ヘルシオ ホットクック」では、無線LANとつながってAIがおすすめメニューを教えてくれる。材料をセットすれば水のいらない簡単な調理が可能だ。スマホのアプリを登録すれば、様々なメニューが提案されて火加減や混ぜ加減なども選択できる。
バリスタの役目をロボットが担うことで、飲食業界の人出不足を解消する狙いもある。帝国データバンクの調査によれば、飲食業界の8割以上の企業が人手不足に悩まされており、人手不足を原因とした閉店も後を絶たない状況だ。調理現場の省人化はこうした課題を解決しうるものであり、また教育コストがかからない面でも魅力的と言えるだろう。
「ROBOT.COFFEE」はクラウドファンディングサイト「Makuake」にて個人オリジナルのコーヒーがスマートに受け取れるようなサービスを企画している。自分の好みの風味のコーヒーをカスタマイズし、スマホから送信することで店頭で待つことなくオリジナルのコーヒーを受け取れる仕組みを計画している。
このようなロボット技術のハンドドリッピングへの応用やキャッシュレス決済により、スマートなコーヒー体験がより身近なものになりそうだ。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る)
関連キーワードロボット、コーヒー、クラウドファンディング、帝国データバンク、PayPay
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