18年度の新規開業、女性割合が過去最高に 平均年齢も上昇 日本公庫調査

2018年12月4日 14:21

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 日本政策金融公庫が発表した2018年度の新規開業実態調査によると、開業時の平均年齢が調査開始以来最も高くなった他、女性の割合が過去最高となったことが分かった。

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■開業時の平均年齢43.3歳は過去最高

 3日、日本政策金融公庫総合研究所が2018年度における新規開業実態調査の結果を発表した。調査対象は、日本政策金融公庫国民生活事業が2017年4月から9月にかけて融資した企業の中で、融資した時点で開業後1年以内の企業8,332社に郵送で調査を行い、回収した1,746社分を集計、分析している。

 開業時の平均年齢は43.3歳で、前年度の42.6歳から、0.7歳増えており、2012年度の41.4歳から6年連続の増加。また、それまで最も高かった2005年度の43.0歳を超えて、調査を開始した1991年度以降で最も高くなっている。

■女性の割合は19.9%で過去最高

 性別は男性が80.1%、女性が19.9%。前年は男性が81.6%、女性が18.4%だった。女性の割合が増えるのは、2014年度以降5年連続となっており、調査開始以降で過去最高の割合となった。

 調査を開始した1991年度は女性の割合が12.4%だった。年度によって減ることはあるものの、概ね増加傾向が続いており、来年度は初の20%超えも見えてきた。

■サービス業が増加、医療・福祉が減少

 業種で最も多かったのはサービス業で25.1%。以下、医療・福祉(17.4%)、飲食店・宿泊業(14.7%)、小売業(13.1%)、建設業(7.7%)、卸売業(4.9%)、不動産業(4.2%)、製造業(3.4%)と続いている。

 サービス業が前年度の23.3%から1.8ポイント増、飲食店・宿泊業も同14.2%から0.5ポイント増、小売業も同11.9%から1.2ポイント増。一方、医療・福祉は前年度の19.6%から2.2ポイント減、建設業は同8.9%から1.2ポイント減となっている。

■開業動機に変化が

 開業した動機(3つまでの複数回答)で最も多かったのは「仕事の経験・知識や資格を活かしたかった」が50.8%。以下、「自由に仕事がしたかった」(49.2%)、「収入を増やしたかった」(44.6%)、「事業経営という仕事に興味があった」(36.1%)、「自分の技術やアイデアを事業化したかった」(32.3%)、「社会の役に立つ仕事がしたかった」(29.8%)、「時間や気持ちにゆとりが欲しかった」(17.9%)、「年齢や性別に関係なく仕事がしたかった」(13.3%)などとなっている。

 「仕事の経験・知識や資格を活かしたかった」が前年度の52.8%から2ポイント減少した他、「事業経営という仕事に興味があった」が同37.6%から1.5ポイント減った。一方、「自分の技術やアイデアを事業化したかった」が同30.3%から2ポイント増、「社会の役に立つ仕事がしたかった」が同28.9%から0.9ポイント増、「時間や気持ちにゆとりが欲しかった」が同14.9%から3ポイント増となっている。

■週の平均労働時間は5年前から12時間減

 開業後における週当たりの平均労働時間は51.1時間で、2013年度調査時の63.2時間か12.1時間減少した。「50時間以上」と答えた割合が2013年の73.6%から55.7%に減った他、「10時間未満」と答えた割合が0.6%から3.5%になるなど、40時間未満の割合が6.8%から18.8%に増加している。

■苦労は顧客開拓と資金繰り

 開業時に苦労したこと(3つまでの複数回答)では、「顧客・販路の開拓」が49.1%、「資金繰り・資金調達」が43.9%、「財務・税務・法務に関する知識の不足」が31.6%となっている。また、現在苦労していること(同)では、「顧客・販路の開拓」が47.3%、「資金繰り・資金調達」が37.7%、次いで「従業員の確保」が25.6%となっている。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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