1971年の有名ハイジャック事件「D.B.クーパー」の新容疑者が見つかる

2018年11月22日 08:46

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 匿名の米陸軍のデータアナリストが、米国で1971年に発生したD.B.クーパー事件を追っているという。同事件はFBIによる調査も2016年に打ち切られ、米国で発生したハイジャックとしてはただ一つの未解決事件となっている。飛行中のボーイング727から、現金20万ドルを持ち出しパラシュートで脱出したという状況の特異性から映画化などもされた。前述のデータアナリストは、「あまりにも多くのつながりがある」と主張し、FBIに自身の調査を提供したとしている。

 彼の分析によれば、1971年に民間旅客機をハイジャックした犯人は「William J. Smith」という人物だったと主張している。その経緯は長く、日本人的には分かりにくいがきっかけとなったのは、Max Gunther氏の書いた「D. B. Cooper: What Really Happened」という本を読んだためだという。この本は批評家に「ノンフィクションと憶測の間にあるもの」として否定されてきた。

 しかし、前述のデータアナリストは、この本の中に何かを見いだしたようだ。近年公開されたFBIのケースファイルの情報や本書に出てくる名前である「Dan LeClair」などを元に、匿名データアナリストは、第二次世界大戦に参加し、1990年に死亡した陸軍のベテランDan Clairを追跡した。結局、このDan Clairは犯人ではないと結論づけたものの、その友人であるWilliam J. Smithとその妻で仕事の同僚であるDoloresが実際の犯人だと疑い始めたとしている。実際、William J. Smithの写真とハイジャック事件の犯人とされる男の似顔絵は似ている。なお、FBIはFBIがデータアナリストの研究に回答しなかったようだ(OREGONLIVEFOXNEWSSlashdot)。

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