読んで、溶かして、浸かれる入浴剤新聞『いい湯新報』誕生

2018年11月22日 08:09

小

中

大

印刷

「入浴剤新聞」(画像:河北新報社発表資料より)

「入浴剤新聞」(画像:河北新報社発表資料より)[写真拡大]

写真の拡大

 河北新報社(宮城県仙台市)は21日、入浴しながら読める「入浴剤新聞」の配布を発表した。読んだ新聞はそのままお湯に溶かして入浴剤として利用できる。23日の勤労感謝の日に配布をするとしている。

 この入浴剤新聞の名前は「いい湯新報」。事前に応募した人に対して23日に配布される。働いている人への感謝への意味でということで、勤労感謝の日限定の商品だ。

 紙面の内容もお風呂に関する事柄が並べられている。全て虚構記事であるものの、読む人を楽しませるものばかりだ。

 たとえば 「密室シャワー事件解決へ」と言う記事。同居する家族から「最近娘の入浴時間が長すぎる」との通報を受け、現場となった湯川温子さん(25)宅のバスルームに立入捜査が入った。現場検証の結果、シャワーのようなもので足のマッサージを繰り返していた疑い。お風呂に関するミステリーのような記事だ。

 また 「お風呂会談開催」という記事も。先日、史上初のお風呂会談が仙台市内の銭湯で開催された。参加者は生、蒸し、焼きまであらゆる牡蠣をこよなく愛する”牡蠣党”の大井星さん(38)と牛タン屋に通い続けて30年、ついに脱サラし自ら牛タン食堂をオープンさせた”牛タン党”の久下太郎さん(33)。お風呂に浸かりながら2人の間で牡蠣と牛タンについての優劣が議論されそうだ。

 「第126回浴槽文学賞受賞作『風呂が沸くとき』 宮城健」との記事もある。誰よりも仕事を愛し、風呂を愛した父。その背中を見つめ、流し続けた息子。お風呂場に流れゆく汗と涙の人生劇場。どこまでもお風呂に関する記事を追求したものばかりだ。

 これらの記事を読んでもまだ「いい湯新報」の役割は終わらない。お湯に浸けるとそのまま入浴剤となり、森の香りを醸し出す泡風呂へと変化する。最後まで購読者を飽きさせない作りだ。

 アサヒグループホールディングスの調査によれば、くつろげる時間帯について8割近くの人が「夜~深夜」と回答。そのなかでもテレビやネットを見る人が多い中、「お風呂に入ってすごす」と言う人も2割近くいた。お風呂にくつろぎの時間を求める人にとって、「いい湯新報」もまた癒しの効果をもたらすことが期待できそうだ。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

広告

広告

SNSツール

RSS

facebook

zaikeishimbun

いいね!

twitter

@zaikei_fashion

フォロー

google+

Hatena

広告

ピックアップ 注目ニュース